急遽思い立って札幌・函館へ、ランチは八乃木で | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

3月のこと、彼女が「函館に朝食が美味しいホテルがあるんだって。行きたいな」ということで、急遽ホテルとフライトを予約。

ホテルは何とか予約出来たが、全国旅行支援で混んでいるためか驚くほど高価。

そしてフライトは函館便が全便満席で、仕方なく新千歳に飛ぶことにした。

 

羽田空港第二ターミナルで彼女と待ち合わせ。

「今日は早朝から空港混雑が予想されるので時間に余裕を持って来て下さい」とANAからメールをもらっていた。

そのとおり、行楽客で大混雑。

 

チェックインは前日にオンラインで済ませている。

空いているプライオリティ・レーンで保安検査を受け、ラウンジでひと休み。

 

空港内は大混雑だったが、早朝のラウンジは空いている。

 

何時もはPCで仕事をする人が多いブースも、休日の早朝に人の姿は無い。

 

飲み物を選ぶことにする。

彼女は青汁を飲んでいる。

ビールは苦手なのだ。

 

そして私はトマトジュース。

新千歳空港から函館まではレンタカー移動なので、アルコール飲料を飲むことができない。

 

時間になったので、搭乗。

やっと取れた便は、ANAとAIR DOの共同運航便。

 

羽田空港は本降りの雨。

 

私は機内では何時も熟睡。

でも途中で彼女に起こされる。

「ねえ、この昆布出汁スープ、とても美味しいから買って帰りたい。覚えていてね」とのこと。

 

そのまま眠れなくなり窓の外を見ていると、北海道の広い平野が見え始める。

驚くことに、至る所に太陽光発電の施設が作られている。

 

羽田と違って、新千歳空港は快晴。

 

到着ロビーに出ると、急いで向かったのは「美瑛選果」。

 

でも”びえいのコーンぱん”は既に並んでいる人で売り切れ。

帰りに再度トライすることにする。

 

仕方がないので、予約時間よりも早くレンタカーを借りることに。

新千歳では何時もはトヨタレンタカーのポプラ店を利用しているが、今回は満杯で予約できなかった。

何社かをチェックし、オリックスレンタカーの残り2台のうちの1台を確保。

この週末の北海道はとても混んでいるようだ。

 

高速道路を中心に走ること約50分、到着したのは札幌の『八乃木』。

本来の目的地の函館とは真反対の方角だが、『八乃木』で味噌ラーメンを食べたいとの彼女のたっての希望で寄り道。

 

11時30分に到着すると、既に長い列。

でもラーメン店は回転が速いので10数分待っただけで入店。

でも一番大変だったのは駐車。

店の前の駐車場が満車だったので、離れた狭い縦列駐車場に苦労して停めた。

 

メニューは簡単で、みそら~めん、中華そば醤油、しょうゆら~めん、しおら~めんの四種類で、それぞれに普通盛り、大盛り、チャーシュー、チャーシュー大盛りがある。

 

店内にも何人かが順番を待っていたが、次々と食べ終えて店を出るので直ぐに順番が回ってきた。

 

カウンター席も間隔がとても広く取られているので安心感がある。

 

彼女も私も、みそチャーシューを選択。

 

大きなチャーシューが四枚。

これがとろけるように柔らかく美味い。

 

もやしの上には、葱とおろし生姜。

その上から七味唐辛子でお化粧。

 

縮れ細麺を麺リフト。

 

スープはとても濃厚で、ライスも食べたくなる。

 

美味しく完食。

「八乃木に来ることが出来て幸せ、ありがとう」と彼女。

ラーメンを食べるために往復120kmの遠回りだが、そう言われると嬉しくなる。

彼女と過ごす、札幌・函館の楽しい旅は続きます。