2月のある休日、彼女と丸の内のフレンチで待ち合わせ。
大手町駅から向かったのは、「丸の内テラス」にある『エスプリ・ド・タイユヴァン』。
パリの三ツ星レストラン、『タイユヴァン』の料理とワインを気軽に味わえるお店だ。
壁にはタイユヴァン・コレクションのワインが並ぶ。
タイユヴァンが選ぶワインには品質の高さに絶対的な信頼がある。
彼女が到着する前にウォークイン・セラーでワインを選ぶ。
ここには『タイユヴァン』厳選のワインが並ぶ。
今日は、以前ここで買って美味しかった素晴らしい造り手のワインを選ぶ。
彼女が到着し、今日の料理をチェック。
一番良いフルコースをお願いする。
栗原シェフの料理が楽しみだ。
最初はスパークリングワインで乾杯。
チリのコンチャ・イ・トロのワイナリー、マイカス・デル・リマリが造る、エスパス・オブ・リマリ、ブリュット。
キレの酔い辛口のスパークリング。
セパージュは、シャルドネ87%、ピノ・ノワール13%。
ここの定番のオニオングラタンスープ。
冬に熱々のオニオングラタンは嬉しいスターター。
バゲットが二枚も入っているので、結構お腹が出来上がる。
熱々のスープにキリリと冷えたスパークリング。
素敵な組み合わせだ。
パンも熱々。
本日のアントレは、パテ・ド・カンパーニュとグリーンサラダ。
散らされているのはカッテージチーズ。
このパテカン、美味しいのでもっと食べたくなるが、メイン料理を考えると我慢。
セラーで選んだワインは、タイユヴァン・パリ、マルサネ、ロゼ、ル・サントネール、2020年。
マルサネはコート・ド・ニュイの最北部の産地。
赤・白・ロゼの三種類が一つのA.O.C.で認められている、コート・ド・ニュイ唯一の産地。
一年前にここで買った時は2017VTだったので、いっきょに若くなった。
造り手は、ドメーヌ・ブリュノ・クレール。
コルクには造り手の名前が刻印されている。
ブリュノ・クレールはマルサネ最高の造り手と称され、タイユヴァンの説明によると、クロード・デュガ、メオ・カミュゼ、エマニエル・ルジェと同等の評価を獲得しているとのこと。
色合いは濃いピンク。
ラズベリー、ストロベリー、レッドチェリーなどの赤果実の香り。
口に含むと、素晴らしい果実の凝縮感。
タンニンと酸のバランスも完璧。
ブリュノ・クレールのロゼはピノ・ノワールそのもの。
ぶどうはピノ・ノワール100%。
ポワソンは、鮮魚のポワレ、海老とムール貝のビスクソース。
本日の鮮魚は真鯛。
車海老は頭まで食べることができる。
ムール貝は小振りで旨みが強いので、モン・サン=ミッシェル産だと思う。
ビスクソースが濃厚で美味い。
彼女と過ごす、丸の内のフレンチ、『エスプリ・ド・タイユヴァン』での楽しい午後は続きます。