日本橋の『粋酔』で友人達と過ごす楽しい夜の続き。
今夜のメンバーは、すみれさん、茶目子さん、ひろきさん、そして私。
このメンバー、全員が乙女座生まれで、しかも三人の血液型がB型(お一人はAB型)という、ちょっと特殊な会。
三種類目と四種類目の酒を選ぶ。
何だか似た印象のラベルのボトルとなった。
特にこちらのボトルは新年に相応しいお目出度い絵柄。
佐賀県鹿島市の矢野酒造が醸す、竹乃園 Obrigado 純米酒 金箔日本酒 縁起開運 迎春祝酒。
何故酒の名前がポルトガル語なのだろうか。
使用米は雄山錦、精米歩合は60%。
千葉県山武市の寒菊銘醸が醸す、羽州誉50 -Horizon- 純米吟醸 無濾過生原酒。
羽州誉は、十四代の高木酒造が開発した酒造好適米。
この羽州誉を用い、精米歩合は50%。
揚物は、コマイのフライ。
添えられているのは、白菜の三五八漬け。
三五八漬けは福島県、山形県、秋田県の郷土料理で、塩、米麹、米を3:5:8の比率で作った漬床に漬けた漬物。
これは日本酒が進む。
五種類目、六種類目の酒を選ぶ。
愛知県半田市の伊東が醸す、敷嶋 特別純米。
敷嶋は天明8年(1788年)創業の歴史ある蔵だったが、平成12年(2000年)に廃業。
それを九代目が令和3年(2021年)に復興させた蔵。
使用米は、夢山水が79%、山田錦が21%で、精米歩合は60%。
この比率を見ると、麹米が山田錦で掛米が夢山水ということなのだろう。
岐阜県美濃市の小西酒造場が醸す、百春 純米 中汲み しぼりたて生 槽口直詰。
使用米は富山県産五百万石、精米歩合は60%。
酒肴は、酒肴五種盛り。
鰯の素焼き。
湯葉の生姜煮。
ウズラの煮卵。
いぶりがっこチーズ。
アサリの佃煮。
四人への取り分けは茶目子さんがしてくれる。
これもまさに酒の肴。
七種類目の日本酒は、香川県琴平町の丸尾本店が醸す、悦 凱陣 無濾過生 讃州雄町 純米酒。
使用米は香川県産讃州雄町、精米歩合は63%、使用酵母は熊本9号。
一年半の熟成を経た濃厚な酒で、アルコール度数は18~19%と高い。
八種類目の酒は、兵庫県神戸市東灘区の泉酒造が醸す、仙介 特別純米 しぼりたて 無濾過生原酒。
使用米は、麹米が兵庫県産山田錦(全体の20%)、掛米がHyogo Sake 85(全体の80%)で、精米歩合は65%。
四人いると多くの種類の酒を飲むことができるので楽しい。
しかも、ひろきさんとすみれさんは日本酒のプロフェッショナルでお話しも楽しい。
友人達と過ごす、日本橋の楽しい夜は続きます。