歴史の幕を閉じるフレンチの名店で友人達とディナー、レストランひらまつ レゼルヴ、西麻布 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

西麻布の白亜の一軒家フレンチ、『レストランひらまつ レゼルヴ』は2022年12月末をもって、2002年6月の開業以来、20年6ヶ月の歴史に幕を閉じた。

閉店まであと三週間という夜、友人達と別れを惜しんで訪問。

 

ちぃさんと一緒に「六本木ヒルズ」の『エノテカ』でシャンパーニュとサンセールのピノ・ノワールでアペロをしたあとは、メトロハットからメトロの六本木駅に移動し、naonaoさんを迎えに行く。

メトロハットには、レディー・ガガとドンペリの派手な広告。

 

naonaoさん、ちぃさんと共に車で向かったのは、西麻布の一軒家レストラン、『レストランひらまつ レゼルヴ』。

レストランの前で、私達の車のすぐ前に停まった車から降りてこられたのは、pink bouquetさん。

 

四人揃って白大理石の階段を上り、レセプションに向かう。

この母子像やバッカスの像もこれが見納めかと思うととても寂しい。

 

ここは20年間通ったレストランで、訪問回数は百数十回に達している。

コロナ前は年に15回訪問したこともある。

 

レセプションでコートを預けると、レトロなエレベーターで三階のメイン・ダイニングに向かう。

 

私達のテーブルは、何時もの窓際。

閉店する年末が近づくにつれ別れを惜しんで訪れる客が増えていて、今夜も満席。

 

ディナーの前、まだ他に客が少ない内に記念撮影。

改めて今夜のメンバーは、ちぃさん、naonaoさん、pink bouquetさん、そして私。

 

テーブル上には、何時ものセッティング。

皿に入っている”HK”のマークは、『ひらまつ』の創業者、平松宏之シェフと奥様の慶子さんのイニシャル。

1982年の『ひらまつ亭』発祥の地にできたレストランであることの証。

 

今夜のメニューをチェックし、ワインを選ぶ。

 

メニューカルテには”ムッシュ・タカハラ”と私の名前入り。

 

ロゼのスパークリングワインで乾杯。

 

四人で飲むと、ボトルがあっという間に空いてしまった。

選んだボトルは、私の定番ワイン、ヴーヴ・アンバル、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ロゼ、ミレジム、2016年。

 

現在のヴィンテージは既に2019VTになっているが、2016VTが一本だけ残っていたので私のために取っておいてくれた。

ヴーヴ・アンバルのロゼはNMだったが、2016VTからミレジムを発売。

これは記念すべきファースト・ヴィンテージのボトルなのだ。

 

アミューズ・ブッシュが届く。

ゆり根のムースリーヌ、楚蟹のサラダと甲殻のジュレ。

 

レッドソレルの葉とホワイトアリッサムの花がアクセント。

透明なジュレの上だけでなく、中にもたっぷりの楚蟹(ズワイガニ)。

 

パンとバターも届く。

 

二本目のワインも、私の定番ワイン。

 

サンセールのアルフォンス・メロがコトー・シャリトワで造る、レ・ペニタン、コート・ド・ラ・シャリテ、シャルドネ、2016年。

アルフォンス・メロはサンセールで19代続く名門で、D.R.C.、イケムと並んで最高評価を受けるワイナリー。

 

熟した洋梨やプラムの香りに、熟成からくるエステル香が混じる。

強い果実の凝縮感、深い熟成感を持つボディを豊かなミネラルが引き締める。

アルフォンス・メロの熟成シャルドネは美味い。

ヴーヴ・アンバルのクレマン・ロゼの最後の一杯と並行飲みも楽しい。

友人達と過ごす、西麻布の『レストランひらまつ レゼルヴ』での素敵な夜は続きます。