日仏文化協会の汐留ホールで行われたnaonaoさんのピアノコンサート、”雅人たちの宴”を楽しんだ後は、軽く一杯飲んで帰ることにする。
新橋から常磐線で北千住に移動。
何処にしようかと飲み屋街を歩いていると、『KAKINUMA』に席があるのを発見。
ここはイートインを備えた酒販店。
何時も満席で、何度来ても入店出来なかった場所なので、迷わず暖簾をくぐる。
ドリンクメニューをチェック。
ここは飲食店ではなく角打ちなので、食べ物は袋物や缶詰を買ってここで勝手に食べるスタイル。
でも皿はちゃんと出してくれる。
青森県八戸市の八戸酒造が醸す、陸奥八仙 ヌーヴォー おりがらみ 特別純米 生原酒。
フルーティーな香り、まったりとした米の旨み。
微発泡感と爽やかな酸味が心地良い。
使用米は青森県産華吹雪、精米歩合は、麹米が55%、掛米が60%。
おつまみは、クラタペッパー&木桶仕込み醤油 カシューナッツ。
このカシューナッツ、とても美味い。
日本酒だけでなく、ワインにも合いそうだ。
倉田さんがカンボジアで造る、世界一美味しいと評価されるペッパーと、弓削多醤油の木桶仕込み醤油がカシューナッツにコーティングされている。
二杯目は、広島県呉市の相原酒造が醸す、雨後の月 純米大吟醸の米違いの飲み較べ。
1本は、八反。
使用米は、八反35号が79%、山田錦が20%。
1%足りないと思ったら、小数点以下は切り捨てと書かれている。
この比率を見ると、麹米が山田錦で、掛米が八反35号ということなのだろう。
精米歩合は50%。
もう1本は、千本錦。
使用米は、千本錦が79%、山田錦が20%。
精米歩合は50%。
どっちが好きか話し合ったが、結論はどちらも美味い。
三杯目は、それぞれが気になる酒を選ぶ。
ちぃさんの酒は、山口県萩市の澄川酒造場が醸す、東洋美人 醇道一途 限定純米吟醸 直汲み生。
使用米は不開示、精米歩合は、麹米が40%、掛米が50%。
私の酒は、和歌山県海南市の平和酒造が醸す、紀土 純米吟醸 しぼりたて 生酒。
使用米は五百万石、精米歩合は、麹米50%、掛米55%。
店の半分は、酒販コーナー。
ここは焼酎。
ここは要冷蔵の日本酒。
こちらは常温保管可能な日本酒。
「二階もどうぞ」と言われ、階段を上がってみる。
二階にも日本酒の冷蔵庫がずらりと並ぶ。
次回はお酒を買いに寄ってみることにしよう。
やっと入店出来た『KAKINUMA』をあとにし、帰途に就く。
汐留の『バビーズ』でハンバーガーとパイのランチ、そしてnaonaoさんの素晴らしいピアノコンサート、〆は北千住の『KAKINUMA』で日本酒を楽しんだ、充実した一日でした。