久し振りに中華料理を満喫、龍翔記、横浜中華街 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今日は大晦日で明日は春節。

中華街は大賑わいですね。

横浜中華街の『龍翔記』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

 

ここは北京ダックで有名なお店。

店の入り口のすぐ右側には、北京ダックを焼く大きな煉瓦造りの窯。

 

いよいよ北京ダックの登場。

テーブルの横で切り分けてくれるのが本場の雰囲気を醸し出す。

「上海の有名なお店に北京ダックを食べに行った時も楽しかったわね」と彼女。

上海には時々美食の旅に行っていた。

彼女と北京ダックや上海蟹の有名店を巡ったことを思い出す。

 

北京ダックのセットがテーブルに並べられる。

 

たっぷりの北京ダックが嬉しい。

 

カオヤーピン(烤鴨餅)は8枚も入っている。

 

タレとキュウリとネギ。

具材が細切りではなく、かなり太目。

 

最初は皮だけを食す。

カオヤーピンに最初にタレを塗るのが正式な巻き方なのだが、何時も忘れてあとでタレを垂らすことになる。

 

続いては、身が付いた皮を食す。

二人で四回ずつ、たっぷりと味わう。

 

飲んでいるのは、紹興酒。

 

彼女が焼きそばか炒飯を注文したいとのこと。

「ひと口食べたいから、あとは貴方が食べてね」と言うので、もうお腹がいっぱいな私は断固拒否。

そこで代わりに水餃子を注文。

 

皮がもちもちで美味い。

彼女が三つ食べたところをみると、好みの味だったようだ。

 

フカヒレ入り蒸し餃子。

これは私に二つ回ってきた。

 

紹興酒を飲み干したので、山査子酒をロックで。

でも、やはりリキュールは甘い。

 

彼女は甘いお酒は嫌なので、韓国の眞露にするという。

眞露も現地の物は甘いので、お店の方にボトルを見せてもらうと輸出用だった。

彼女に付き合って、私も眞露をロックで。

なみなみに注がれているのは、水割りではなく眞露そのもの。

ここではグラス交換制だなんてケチなことは言わないし、紹興酒もボトルで出してくれるのが嬉しい。

 

ここからはデザートの時間。

まずは、胡麻団子。

揚げたての熱々で美味い。

 

ココナッツタルト。

彼女は一つ食べると残り二つを「どうぞ」と言って私の前に置く。

 

デザートに合わせる飲み物は、普洱茶(左)と鉄観音茶(右)。

ポットで出されたので、飲み干すとお湯を足してもらってたっぷり味わう。

 

桃まん。

桃というより、こけし人形に見える。

 

美味しいので、完食。

でも、もうお腹はいっぱい。

 

ところが彼女は、更にマンゴープリンと杏仁豆腐を二皿ずつ注文。

食べ過ぎだという私の抗議に対し、「これは冷たいデザートだから」と理解不能な返答。

でも確かに冷たいデザートは別腹なのか、美味しく完食。

 

歩くのが苦しいほど満腹となり、店をあとにする。

 

通りに出ると、シャッターが閉まった店も多く、寂しい雰囲気。

 

横浜中華街の二つの大きな中国寺院の一つ、関帝廟は既に門が閉まっている。

 

中華街もコロナ以降、夜の客足の引けが早くなったのだろうか。

 

でも中心部に来ると、まだ人出があって一安心。

 

来た時と同じく、朝陽門から外に出て帰途に就く。

 

みなとみらい線は急行に乗れば横浜まで二駅と早い。

彼女と過ごす、楽しく食べ過ぎた横浜中華街の夜でした。