ディナーはサックス・ライヴとシャンパーニュとフレンチで、グラン・メゾン オレノ、大手町 3 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

大手町のフレンチ、『グラン・メゾン オレノ』でちぃさんと過ごす素敵な夜の続き。

 

ヴィアンドが届く。

~信頼~ 西豪黒牛のフィレ肉とフォアグラのロッシーニ、”トリュフ香るペリグーソース”。

 

今までのカトラリーはイタリアの老舗ブランド、サンボネだったが、肉用にドグレーヌ・パリのナイフが出される。

 

肉料理に合わせ、パンドミーが出される。

俺のベーカリーのパンドミーが美味い。

 

オリジナルコースのヴィアンドは、牛フィレ肉のステーキ、”赤ワインソース”。

オプション料金を払い、ロッシーニにグレードアップしてもらった。

実は春まではオリジナルコースがロッシーニだったので、これは実質的な値上げ。

ソムリエによると、フォアグラが欧州から入荷しなくなり「俺のグループ」でもフォアグラを提供しているのは『グラン・メゾン オレノ』のみなのだそうだ。

そのフォアグラももうすぐ底を尽き、次の入荷の予定は無いという。

(「俺のグループ」のH.P.では、5月17日付けでフォアグラの提供を中止すると書かれている。)

 

フィレ肉の焼き色が素晴らしい。

 

他のフレンチ・レストランでもフォアグラがメニューから消えている。

食べ収めになるのだろうか。

(実際にはこの後も2~3か所のフレンチで貴重なフォアグラをいただくことができました。)

 

ロッシーニには強い赤ワインを合わせる。

クロ・デュ・ヴァル、ジンファンデル、2019年。

 

1976年の「パリ・テイスティング事件」から10年後に行われたリターン・マッチで、カベルネ・ソーヴィニヨン部門で第一位に輝いたのが、クロ・デュ・ヴァル。

そのジンファンデルも濃厚で美味い。

 

二度目のステージが始まる。

 

今度はトークの時間も。

 

今夜の演者は、サクスフォニストの中村優香さん。

伴奏はピアニストの金山千春さん。

 

背後の大きなモニターにもサックス演奏の映像。

 

そしてピアノ演奏の映像も。

 

デセールが届く。

 

~希望~と名付けられたデセールは、アイスクリーム、アメリカンチェリー、ポルトのジェリーと共に。

 

食後はホットコーヒー。

このガラスの器類もsghrスガハラ。

 

濃いコーヒーがいっぱいになったお腹を癒してくれる。

 

ここで食事をするのは三度目だが、今までは貸し切りに近かった。

こんなに多くの客を見るのは初めて。

存続を心配していたが、大丈夫なようだ。

 

今夜も楽しいディナーだった。

満ち足りた思いで店をあとにする。

 

ちぃさんと過ごす、大手町の『グラン・メゾン オレノ』での素敵な夜でした。