ウォーキングと初夏の花、そして今夜のワイン、アロモ、カベルネ・ソーヴィニヨン、チリ | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

6月上旬のウォーキング。

 

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青い空に浮かぶ、真っ白な雲。

子供の頃に食べた綿菓子を思い出した。

お祭りや神社の縁日には露店がずらりと並び、親に手を引かれてワクワクしながら歩いたものだ。

コロナで日本の原風景の多くが消えてしまったようで寂しい。

的屋(てきや)の皆さんはこの二年半、どのようにして過しているのだろうか。

 

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美しい青紫の花は、シソ科サルビア属のサルビア・ファリナセア、別名ブルーサルビア。

原産地は北アメリカで、原産地では宿根草だが日本では耐寒性が無く冬越し出来ないので、一年草扱いとなっている。

 

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この花は「丸ビル」の丸の内仲通り側の入り口横のポットに植えられていたもの。

花言葉は、”尊敬”、”知恵”、”情熱”、”家庭の徳”、”すべてよし”、”貞節”、”永遠にあなたのもの”。

 

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動物の尻尾のような花は、サクラソウ科オカトラノオ属のオカトラノオ(丘虎の尾)。

落葉性の多年草で、原産地はロシア・中国東部、朝鮮半島、日本、台湾。

 

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長さ15cmくらいの花穂には多数の白い花。

冬に地上部は枯れるが地下茎で越冬し、夏に花を咲かせる。

花言葉は、”忠実”、”貞操”、”優しい風情”、”清純な恋”、”騎士道”。

 

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釣鐘状の特徴的な花は、キキョウ科ホタルブクロ属の、ホタルブクロ(蛍袋)。

 

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落葉性の多年草で、原産地は、東北アジア、朝鮮半島、日本。

 

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地下茎と種で繁殖する丈夫な植物で、日影でも良く育つので、庭に植えたり盆栽にしたり、人気がある。

 

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花色は、紫、ピンク、白。

花言葉は、”忠実”、”正義”、”貞節”。

 

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路側帯や公園でよく見る白い花を咲かせている低木は、スイカズラ科ツクバネウツギ属のアベリア。

和名は、ハナツクバネウツギ(花衝羽根空木)。

 

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アベリアの原種は日本、中国、ヒマラヤ、メキシコに15種が分布し、日本には4種が自生している。

アベリア自身は園芸品種で、19世紀中期にイタリアで交配によって作り出されている。

 

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この白い花以外にも、ピンクの花や斑入りの園芸品種が流通している。

花言葉は、”強運”、”気品”、”謙虚”、”謙譲”。

 

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芳香が漂ってきたと思ったら、クチナシ(梔子)の白い花が咲いていた。

アカネ科クチナシ属の常緑低木で、原産地は日本。

春の沈丁花、夏の梔子、秋の金木犀は三大香木。

 

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秋には橙赤色の実を付け、黄色の染料として利用されたり、漢方では山梔子(サンシシ)として用いられている。

 

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人気があるのは、より大型の八重の花を付ける、オオヤエクチナシ。

花は美しいが、八重のクチナシは実を結ばない。

 

花言葉は、”とても幸せです”、”私は幸せ者”、”喜びを運ぶ”、”洗練”、”優雅”と良いものばかり。

 

ワイン・ショップで初めて見るワインを手に取る。

アロモ、カベルネ・ソーヴィニヨン、2016年。

徳岡が輸入するワインだ。

東急プラザ銀座の地下二階にある徳岡の『グランマルシェ・デュ・ヴァン』では時々お世話になっている。

そこで、購入。

 

このワインの造り手はヴィニャ・エル・アロモで、チリのセントラル・ヴァレーの南、マウレ・ヴァレーで1922年に設立され、三代にわたり家族経営を続けるワイナリー。

 

アルコール度数は13.5%としっかりめ。

 

色合いは濃いガーネット。

暑い夏なので、ボトルだけでなくグラスも冷やしている。

 

ラズベリーやチェリーなどの赤い果実の香り。

しっかりとした果実味、辛口の中に果実のコンフィチュールのニュアンスも。

タンニンは充分に強く、温度が上がってくると出汁のヒントが現れる。

コスパの良いチリワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。