6月初旬のウォーキング。
空に浮かぶ、羽が生えた獅子。
羽が生えた獅子と言えば、ヴェネツィアの獅子。
あまり似ていないか。
こちらもあまり似ていない。
雲の獅子はちょっと太り過ぎているようだ。
黄色い綺麗な花は、キンシバイ(金糸梅)。
オトギリソウ科オトギリソウ属の半常緑性低木。
原産地は中国。
育てやすい人気の花木だが、最近はより花が大きく開花期も長い園芸品種のヒドコートが栽培されることが多くなっている。
花言葉は、”きらめき”、”太陽の輝き”、”秘密”。
ザクロ(柘榴)の花も満開となった。
ミソハギ科ザクロ属の落葉性中高木。
原産地は地中海沿岸からヒマラヤ地方。
ザクロの実やザクロジュースはイランの名産品。
テヘランではザクロの季節になると、生のザクロを目の前で絞ってくれるザクロスタンドが街の至る所にでき、よく飲んだことを思い出す。
花言葉は、”円熟した優雅さ”。
実にも花言葉があり、”結合”、”愚かしさ”。
どこからともなく漂う独特の臭い。
周囲を見回すと、クリ(栗)の花を見付けた。
ブナ科クリ属の落葉高木で、原産地は日本、中国、朝鮮半島、ヨーロッパ、北米と広い。
白く垂れさがったのは雄花の花穂で、その根本あたりに小さな雌花がある。
花言葉は、”贅沢”、”私に対して公平であれ”。
この可愛い白い花は、バイカウツギ(梅花空木)。
アジサイ科バイカウツギ属の落葉低木で、原産地は日本の本州、四国、九州。
名前のとおり梅の花に似ているが、よく見ると梅が5弁なのに対し、梅花空木は4弁。
芳香を持ち育てやすいので、庭木として人気の植物だ。
花言葉は、”気品”、”品格”、”香気”、”回想”、”思い出”、”仮面”。
大きな樹に、大きな白い花が咲いているのは、タイサンボク(泰山木)。
モクレン科モクレン属の常緑高木で、原産地は北アメリカ。
樹高は20mにも達し、花が高所に咲くので、撮影が難しい。
蕾は両の掌を合わせたくらいの大きさがある。
モクレン属の植物の総称はマグノリアだが、香水のマグノリアの原料は、このタイサンボク。
花が完全に開くと、直径20cm以上もある。
花言葉は、”前途洋々”、”威厳”。
話しは変わって、先日の台風直後のウォーキング。
道路を歩く、赤い小さな物体。
何かと思って近付いてみると、私の姿を見ていきなりファイティングポーズ。
私が横に回り込むと、私と正面で相対するように身体を動かす。
その正体は、アメリカザリガニ。
周りを見回しても、池や川は見当たらない。
いったいどこからやってきたのだろう。
日本では生態系を脅かす外来生物として駆除の対象となっているが、中国では美味い食材として大人気なのだそうだ。
水場の無い道路を歩く、不思議なアメリカザリガニでした。
今夜は日本酒を飲むことに。
茨城県日立市の森島酒造が醸す、富士大観 特別純米 美山錦。
森島酒造の酒を飲むのは初めて。
森島酒造は1869年、元水戸藩士の森嶋道正が創業した蔵で、現当主は六代目。
バックラベルの情報によると、使用米は美山錦、精米歩合は60%。
大観の名前は、横山大観画伯がこの蔵の酒を好んで飲んでいて、四代目と親交があったことから、画伯の名をいただいたもの。
”常陸杜氏が醸した酒”と書かれている背景は、2019年に始まった”常陸杜氏認定制度”で六代目が初年度試験に合格し、常陸杜氏を名乗れるようになったため。
今夜は、素敵な方にいただいたsghrスガハラ(菅原工芸硝子)のグラスを使ってみた。
やわらかな米の旨み、微かな麹のニュアンス、そしてキレの良い辛口。
冷やだけでなくぬる燗でも美味しく飲める酒だ。
初めての銘柄を楽しんだ、今夜のお家日本酒でした。