1月中旬のウォーキング。
空に浮かぶ雲に想像を働かせるのはウォーキングの楽しみの一つ。
三角屋根の鳥小屋で抱卵する鳩のように見えないだろうか。
中学生の頃、レース鳩を飼っていたことを思い出す。
この日は鴨の渡りを観に郊外の町にウォーキングに出掛けた。
初めての町を歩くのは楽しい。
野菜の無人販売所を見付けた。
私はウォーキングの時、何時もバックパックを背負っている。
タオルやミネラルウォーター、そして夏は保冷剤も入れている。
バックパックのお陰で、訪問先で見付けた色々な物品を買うこともできる。
鴨を観察に来たので、洒落で葱を買ってみる。
極太の採れたての長葱が二本で100円は安い。
小松菜もあるが、これは見送ることにする。
しばらく歩くと、今度は卵の無人販売を見付けた。
10個で100円は格安なので、1パック購入。
この「なめるなよ。後悔・・・」が気になり内容を読むと、卵を4パックお金を払わずに持ち逃げした人がいたようで、警告の内容だった。
この販売所は居酒屋の軒先、居酒屋のドアには「1月21日~2月13日まで休業」の張り紙。
経営が苦しい中で、お店と食材納入業者の売り上げの足しになればと始めた物品販売での盗難に、怒り心頭に発したようだ。
餃子の無人販売所でも持ち逃げ事件があったし、日本人の道徳心の低下は嘆かわしい。
日本の経済力の低下により、貧困化が進んだのも要因の一つなのだろう。
先日、ウォーキングの途中で飲料水の自動販売機の前に数人の人が集まって何かを覗き込んでいるのに出くわした。
私も近寄って見ると、自動販売機の扉がバールのようなもので壊され、こじ開けられていた。
海外から来た友人達が、日本は自動販売機が破壊されない平和な国だと何時も感心していたが、コインランドリーの両替機や飲料水の自動販売機が壊されてお金が盗まれる事件が多くなっている。
コインランドリーには防犯カメラがあり、自動販売機はほとんどの人が電子マネーを使い盗むことが出来る金額は少額だと思うが、それでも逮捕されるリスクを冒す人がいることが驚きだ。
コロナ禍で、それだけ窮している人が増えているのだろう。
自動販売機の所有会社にとっては、盗まれた金額よりも修理代の方がはるかに高くつき、頭の痛い問題だ。
毎年鴨が多く飛来する池にようやくたどり着いた。
距離があるので鴨の種類がよくわからないが、ここでも昨年に較べて鴨の数は少ない。
左のコンクリートの上に居るのは、アオサギ。
池の中州にも鴨の一群。
ここも数は少ない。
岸辺に上がって休んでいるのは、コガモ。
葱を背負っての、楽しい鴨の観察でした。
今夜はスペインのオーガニックワインを開栓。
カスティーリャ・ラ・マンチャのボデガス・パラ・ヒメネスが造る、パラ・ヒメネス、シャルドネ、オーガニック、2020年。
このワインは、先に飲んだカベルネ・ソーヴィニヨンと一緒にジャケ買いしたボトル。
カベルネ・ソーヴィニヨンを飲んだ時の記事はこちら。
シャルドネもカベルネと同じデザインだが、バルーンのようなぶどうの絵が赤から緑に変わっている。
ボデガス・パラ・ヒメネスは1993年からオーガニックワインの生産を始めた、スペインのオーガニックワインのパイオニア。
700haを超えるオーガニック栽培の自社畑を保有し、2008年にはビオディナミ認証を取得している。
ボトルにかけられたオーガニックを説明する小さなリーフレットが二冊になった。
画が可愛いので、捨てることが出来ない。
ボトルの裏面には、ラマンチャワインのシール。
そしてオーガニックワインの各種認証マークが付いている。
EUのオーガニック認証のEuro leaf、デメテールのバイオダイナミック認証のdemeter、そしてヨーロッパベジタリアン連合のヴィーガン認証のV-LABEL。
色合いは透明感のある黄金色。
青リンゴ、マスカット、レモンの爽やかな香り。
完熟した洋梨、パイナップルのニュアンス。
フルーティーな果実味を持つが、酸味もあるのでバランスの取れた辛口。
どんな料理にも良く合う、使いやすいシャルドネだ。
良質のオーガニックワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。