昨年11月のこと、毎年晩秋になると、六本木のイタリアンに白トリュフを食べに行くことにしている。
白トリュフの本場はイタリア、ピエモンテ州。
そこでピエモンテ産白トリュフとピエモンテ産ワインを楽しもうという企画。
乃木坂で彼女と待ち合わせ。
乃木坂に来るのは一年振りなので、待ち合わせ前に少し散策することに。
ここに来ると”恋人の聖地”、桂由美ブライダルハウスを撮影してしまう。
旧乃木邸の正門は前回来た時は修理中で厩舎横の通用門から入ったが、今は補修が終わりとてもきれいになっている。
乃木大将の質素な生活を表すような、簡素な住居。
でも敷地は広く、乃木坂沿いに奥に向かって下り坂となっている。
左に見えているのは、”乃木大将と辻占売少年像”。
庭には多くの樹が植えられ、何本かは綺麗に紅葉している。
住居以上に立派な建物は、厩舎。
ここには正馬”壽(す)号”と副馬”璞号”が飼われていた。
”壽号”はステッセル将軍が自らの愛馬を乃木大将に贈ったアラビア産の牡馬。
厩舎の前の柿の木も紅葉。
庭を下る。
奥に見えている黒い家が旧乃木邸。
下り道の途中には、乃木大将夫妻瘞血之處の石碑。
ここは殉死された時の血の付いた物を埋めた所なのだそうだ。
庭の中には、赤い薔薇が一本だけ植えられている。
この薔薇は何時誰が植えたのだろうか。
庭を下りきったところに、乃木神社に通じる門がある。
門を出て振り返ると、旧乃木邸裏門と書かれている。
乃木神社の中は、黄葉。
結婚式場の乃木会館と結ぶ建物の扉が開いている。
ということは、今日は婚礼が行われているのだろうか。
本殿に歩を進める。
今日は七五三のお祝いに来ている家族連れも多い。
本殿まで来ると、中では神式の婚礼が行われていた。
記念撮影を終え、新郎新婦が戻ってきた。
白無垢姿の新婦を見るのは久し振り。
本殿横の銀杏の樹の黄葉が美しい。
社務所横で黄葉している樹は、楷樹。
中国の孔子廟の楷樹の種子を持ち帰り、育てたもの。
港区保護樹木に指定されている。
本殿に参拝した後は、このずらりと並ぶ赤い鳥居にもお参り。
ここは、赤坂王子稲荷神社。
赤い鳥居はとても手入れが良く維持されている。
王子稲荷神社にも参拝。
和装のお嬢さんが二人、おみくじを結びに向かっている。
その先に見える洋館は、乃木会館。
手水舎の水は止められ、その前にはアルコール消毒液。
ここにもコロナ禍の影響。
手を清めることは出来ないのかと思ったら、手水舎の横に臨時の手水場所が作られていた。
柄杓を使わなくて良いように、水がちょろちょろと流れ出ている。
神社に入った時は参道の途中にある旧乃木邸裏門を使ったので、出るときは参道を下った正規の出入り口の鳥居をくぐる。
そろそろ待ち合わせの時間になったので、乃木坂駅に彼女を迎えに行くことにする。
乃木坂での楽しい午後は続きます。