8月末のウォーキング。
空の雲は既に夏の雲ではなく、秋の雰囲気。
今年は自粛生活の中であっという間に夏が過ぎてしまい、とても寂しい。
でも、夏の花は健在。
子供の頃、ケイトウといえはこの花だった。
ヒユ科ケイトウ属(セロシア属)の一年草で、和名のケイトウ=鶏頭はこの鶏のトサカのような花の形状から付けられたもの。
原産地は、インド・熱帯アジア。
今、流通しているケイトウの種類は五つのタイプがあるそうだ。
これはノゲイトウ(野鶏頭)という種類で、鶏のトサカには全く似ていない。
枝分かれして多くの花穂を付けるので、ドライフラワーにすると美しい。
ケイトウは乾燥させても花色が褪せないのが特徴。
これは羽毛ゲイトウ。
矮性の、”キモノ”というシリーズで、草丈は10~20cm位しかない。
もはや鶏頭のイメージは全くないが、好きな花だ。
花言葉は、”おしゃれ”、”気取り屋”、”風変り”、”個性”、”色あせぬ恋”。
久し振りにホウセンカ(鳳仙花)を見付けた。
ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草で、東南アジア原産。
昔、赤い花のホウセンカで爪を染めていたそうで、ツマクレナイ、ツマベニ(爪紅)の別名がある。
ホウセンカを題材にした歌が多いくらい、昔はよく見た花だが、最近は滅多に見なくなった。
果実は蒴果で熟すと種が弾け飛ぶことから、花言葉は”私に触れないで”。
夏の花壇を彩る花は、キク科マンジュギク属(タゲテス属)の一年草、マリーゴールド。
原産地はメキシコ、中央アメリカ。
草丈が低いのは、フレンチマリーゴールド。
これは一重の小振りな花が咲くディスコミックスのようだ。
こちらはフレンチマリーゴールドでも八重の種類。
種類はボナンザミックスだろうか。
フレンチマリーゴールドと言っても原産地はメキシコ・中央アメリカ。
フランスに渡り、そこから世界に広がったのでフレンチの名が付いた。
こちらは草丈が1mを超えるマリーゴールド、アフリカンマリーゴールドだ。
黄花のアフリカン・マリーゴールド。
これもアフリカンと言っても原産地はメキシコ・中央アメリカで、ヨーロッパからスペイン経由でアフリカ北部に普及し定着したことから、アフリカンの名が付いた。
ボール状にならない花も咲いている。
オレンジの花色も美しい
マリーゴールドの花言葉は、”嫉妬”、”絶望”、”悲しみ”。
こんな可愛い花なのに、花言葉はネガティヴ。
でも色別の花言葉は別にあり、黄色が”健康”、オレンジが”予言”。
今夜はキンキンに冷やしたスペインのロゼワインを抜栓。
カスティーリャ・ラ・マンチャのハメッケン・セラーズが造る、エル・パソ、ロゼ、2020年。
このワインは茶目子さんの記事で見て美味しそうだったので、KALDIで購入したもの。
バックラベルも表のエチケットと同じく切手のようなデザイン。
ハメッケン・セラーズは1996年設立と新しいボデガで、スペインの伝統的なぶどうを用い、最新の技術によるワイン造りを行っている。
このワインは、オーガニックワイン。
EUのヴィーガン認証マークが付いている。
色は濃い目のサーモンピンク。
ラズベリーやストロベリーの甘い赤果実の香り。
口に含むと、甘い果実味に続き軽い苦みを伴う辛口。
パイナップル、ピーチ、そしてオレンジピールのニュアンス、円やかなタンニンも心地よい。
ぶどうはテンプラニーリョ100%、アルコール度数は13%と強め。
スペインの上質のオーガニック・ロゼを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。