4月中旬のウォーキング。
新緑が濃さを増している。
欅林の中にも日影が増え、晴天の暑さの中でも気持ちが好い。
モッコウバラ(木香薔薇)の季節となった。
中国原産のバラ科バラ属の常緑低木で、高い樹に絡むと数メートルの高さまで生育する。
このモコモコフワフワとした花が好きだ。
高い樹に絡みついたモッコウバラ。
見上げる高さまで一面に花を咲かせている。
面白いモッコウバラを見付けた。
樹に絡みついたモッコウバラの上半分は白花で、下半分は黄花。
二色のモッコウバラを組み合わせて育てるとは、なかなかセンスが良い。
花言葉は、”純潔”、”初恋”、”素朴な美”、”あなたにふさわしい人”、”幼い頃の幸せな時間”。
同じく高い樹に絡みついて白い大きな花を咲かせている植物を見付けた。
これは中国南部・台湾原産の、バラ科バラ属のナニワイバラ(浪速茨)。
江戸時代に浪速商人がこの植物を輸入していたことから、浪速の名前が付いたようだ。
茨というだけあり、蔓には鋭い棘が生えている。
花の大きさは7~8cmもあり、薔薇特有の良い香りがする。
花言葉は、”清純な愛”、”静かな愛”、”敬意”。
黄色の花を密に咲かせているのは、ヒメエニシダ。
地中海沿岸地方原産のマメ科エニシダ属の落葉低木。
耐寒性に弱く高温多湿を嫌うことから関東では育てにくいが、このヒメエニシダは上手く育っている。
ヒメエニシダ独自の花言葉は無いようだが、エニシダの花言葉は、”謙遜”、”卑下”、”清潔”。
ちょっと珍しい花を見付けた。
中国東北部原産の多年草のケマンソウ(華鬘草)だ。
この変った見た目から、別名はタイツリソウ(鯛釣り草)や、英語ではbleeding heart(血のしたたる心臓)。
でも私の目には、中華街の提灯に見える。
花言葉は、”あなたに従う”、”従順”、”恋心”、”冷めはじめた恋”、”失恋”、”流れにまかせて”、”優越”、”魅惑する勇ましさ”。
今朝はベランダ菜園のスナップエンドウの三度目の収穫。
一度目は4月29日に8本。
二度目は5月2日に9本。
三度目は5月5日に8本。
スナップエンドウは1株しか植えていないので、三日に一度のペースでこのくらい収穫できれば満足。
完全無農薬の新鮮な自家製野菜は安心感と甘みがあって美味い。
今夜はトルコのドルジャが造る、サラフィン、カベルネ・ソーヴィニヨン、2016年を抜栓。
このワインは、2019年10月にイスタンブールから来たトルコ人の友人がハンドキャリーしてくれたもの。
その時の記事はこちら。
サラフィンはトルコでは高級な部類のワイン。
私が好きな銘柄なので、友人がシャルドネとカベルネ・ソーヴィニヨンを選んで買ってきてくれた。
フランス語だとサラファンと読みたいところだが、トルコ語では”I”はウと発音し、”i”はイと発音する。
だから”TOPKAPI”はトプカプであり、トプカピとは読まない。
ハンドキャリーなので輸入シールが貼られていない。
このワイン、アルコール度数が14.5%もある。
トルコは大好きな国で、公私合わせて39回訪問している。
ほとんどはイスタンブールで、アンカラには数回しか行ったことが無い。
大企業の会長をしていた友人の一人の奥様が前の大統領のお嬢さんだったこともあり、アンカラに行った時は上流階級のクラブに招待されたり、有名レストランを貸し切りでパーティーを催してくれたり、歓待されたことを思い出す。
トルコはイスラム教国だが、ケマル・アタチュルクの政教分離政策により西洋式の生活が定着しており、アルコール飲料を自由に飲むことが出来る。
そしてワインの一大生産国でもある。
今のエルドアン大統領になって宗教色が強くなってはいるが、ワインやラクを飲めることに変わりはない。
そう言えば、エルドアン氏が首相時代に初来日した時、トルコ側が主催したパーティーに招待された。
来日の前年にアンカラの首相府を訪問していたので覚えてくれていたようだ。
コルクにも銘柄の刻印。
コルクの状態はとても良い。
色合いは濃いガーネット。
カシスやプラムの黒系果実の香り。
薔薇、スミレ、インクのニュアンス。
強い果実味と心地良い酸を持ち、タンニンは強いが果実味の中に綺麗に溶け込んでいる。
今まで飲んだサラフィンの中で、このボトルが一番美味しいような気がする。
2016年はヴィンテージも良く、今が飲み頃なのかもしれない。
友人に感謝のトルコワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。