ウォーキングと川鵜とイソシギ、そして今夜のお家ワイン、クネ・アラーノ、ヴィウラ、スペイン | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

ある日のウォーキング。

 

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冬は晴れた日が多く気温も低いので、快適にウォーキングを楽しむことが出来る。

この日も12kmのウォーキング。

 

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まだ冬真っ盛りだが、ソメイヨシノの枝には花芽がしっかり付いている。

 

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始めて歩く道は用水路のような川に沿った遊歩道。

川沿いの道を地図で調べ、鴨が居ないかウォーキングのついでに観に来たのだ。

予想外に小さな川、と言うより用水路だったが、ここにもカルガモが三羽。

 

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もう少し先にも二羽のカルガモ。

 

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しばらく歩いていると、見慣れない鳥が電線に止まっているのを見付けた。

 

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驚かさないようにそっと近付きながら撮影。

烏よりも一回り大きく、コサギ位の体高がある。

 

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大部分が真っ黒なのだが、頭と腰が白い。

大きさ、体形を見ると川鵜なのだが、この白い羽が不思議。

 

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調べてみると、これは川鵜の繁殖羽。

繁殖期を迎えると、頭と腰に白い羽が生えるのだそうだ。

 

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ちょっと不鮮明な写真だが、これが普通の川鵜。

ほぼ同じ時期の撮影なのだが、この川鵜には繁殖羽が無い。

 

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別の日のウォーキング、大きな川の干潟で鴨たちがのんびり餌を食んでいる。

 

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鴨たちの中に、見慣れない鳥が一羽

拡大してみると、イソシギ。

羽の色が判るくらいの写真を撮りたいが、かなり遠くに居るのでスマホではこれが限界。

 

いそしぎを観ると、どうしても映画の「いそしぎ」を連想してしまう。

主人公が海岸で見付けた羽の折れたいそしぎの幼鳥を手当てし、大空に飛び立たせることから付けられた題名。

原題は、”The Sandpiper”、そうか、いそしぎの英語名はSandpiperなのか。

 

エリザベス・テイラーとリチャード・バートンが結婚後初めて共演した作品。

悲恋の映画ほど、記憶に残るようだ。

今回も鳥たちに癒されたウォーキングでした。

 

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今夜もまとめ買いしたオーガニック・ワインを抜栓。

スペイン、リオハの、クネ、アラーノ、ヴィウラ、2017年。

 

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造り手はリオハで1879年創設の名門、コンパニア・ヴィニコーラ・デル・ノルト・デ・エスパーニャ(C.V.N.E.)。

ところが会社名はクネ(CUNE)と呼ばれている。

これは会社設立当初、CVNEを印刷ミスでCUNEと表記したため、その後もクネと呼ばれるようになったもの。

 

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ボトルの裏にはリオハ産のワインであることを示すシール。

ところがオーガニック・ワインのシールが無い。

調べてみると、2018VT以降のボトルにはオーガニック・ワインの認証シールが貼られており、2017VTは認証シールが間に合わなかったようだ。

 

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アラーノは、創業者兄弟に嫁いだアラーノ姉妹の名を冠したもので、ワイナリーのコンセプトである「エレガントさと繊細さ」を象徴する名前なのだそうだ。

そして醸造責任者を含め、醸造チームの大部分が女性とのこと。

エチケットの二人の女性は、アラーノ姉妹を表しているのだろう。

 

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色合いは淡い黄金色。

熟したバナナやパイナップルのアロマ。

口に含むと、すっきりとした果実味と綺麗な酸のバランスが良い辛口。

ぶどうは平均樹齢20年のヴィウラ100%で、アメリカンオークのバリックで熟成されている。

スペインの良質のオーガニック・ワインを楽しんだ今夜のお家ワインでした。