新規開業したラグジュアリーホテル、「ザ・カハラ・ホテル&リゾート・ヨコハマ」で彼女と過ごす素敵な一日の続き。
ディナー用の服に着替えて向かったのは、ホテルの最上階。
ロビーではクリスマスツリーが美しく輝いている。
クリスマス・ディナーのレストランは、こちら。
ホテル内のイタリアン、『リストランテ・オッツィオ』。
私達のテーブルは、ダイニング・ルームの一番奥にあるペアシート。
他のテーブルからかなり離れているので、感染予防も万全。
窓の外には、みなとみらいのビル群が明るく煌く。
飾り皿が素敵だ。
フランチャコルタで乾杯。
選んだスプマンテは、ロンバルディア州のカ・デル・ボスコ、フランチャコルタ、キュヴェ・プレステージ。
カ・デル・ボスコは彼女が好きなフランチャコルタ。
セパージュは、シャルドネ75%、ピノ・ネロ15%、ピノ・ビアンコ10%で、28ヶ月の瓶内熟成期間を経てリリースされている。
ボトルは飲み干した後に撮影。
スプマンテのお供はフォルマッジオ入りのブリオッシュ。
これがスプマンテに良く合って美味い。
テーブルには三種類の塩。
白はイギリス産、ピンクはハワイの赤土を練り込んだもの、黒は焼いたココナッツの皮を練り込んだもの。
コンガスのミネラルウォーターは、イタリアのスルジーヴァ、フリザンテ。
ストゥッツィキーノが届く。
潮の香りに包まれた雲丹とフヌイユのバヴァロア、トリュフのアクセント。
ここはイタリアンのはずだが、フィノッキオではなくフヌイユと表記されている。
ここの大塚浩介シェフは、『レストラン ロオジェ』のエグゼクティブ・シェフ、ジャック・ボリー氏に師事されていたのだそうだ。
そのため、イタリアンの枠にとらわれないフレンチとの融合を得意とされている。
雲丹の旨みが素晴らしく、とてもクリーミーで美味い。
トリュフも良いアクセントとなっている。
一皿目のアンティパスト。
鮪のミ・キュイ、エシャロットのジュ、オリーブオイルでマリネした薬味を添えて。
これはもうフレンチと言って良い料理。
半生の鮪に野菜のマリネが良く合って美味い。
パンは三種類。
E.V.オリーブオイルはシチリア産。
赤ワインのボトルは抜栓してもらっているが、その前に白ワインをグラスで。
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のグラディス・チウッタが造る、コッリオ・リゼルヴァ、2015年。
これは素晴らしいワインが出された。
グラディス・チウッタはDOCコッリオで注目の造り手。
熟した洋梨やライチの香り。
口に含むと素晴らしい果実の熟成感、酸とミネラルのバランスも良い。
粘度は高く、余韻も長い。
フレンチオークとスロベニアオークの旧樽で約二年間熟成。
ぶどうの平均樹齢は約30年、セパージュはフリウラーノ60%、マルヴァジア30%、リボッラ・ジャッラ10%。
二皿目のアンティパストが蓋つきの食器で届く。
蓋がさっと持ち上げられ、受け皿の横にそっと置かれる。
コンソメロワイヤル仕立て、トリュフのピューレと共に。
白ワインを合わせて食べる。
滑らかなロワイヤルと濃厚なトリュフのピューレの組み合わせ。
文句なく美味い。
「ザ・カハラ・ホテル&リゾート・ヨコハマ」の『リストランテ・オッツィオ』で彼女と過ごす素敵な夜は続きます。