11月中旬のこと、日本橋のイタリアンで彼女と待ち合わせ。
待ち合わせの場所は、日本橋三越本店新館。
新館の正面には、今年も大きなクリスマスツリー。
コロナ自粛で今年は楽しいことが少なかったが、こうしてクリスマスツリーが輝くと気持ちが明るくなる。
新館の最上階でエレベーターを降り、待ち合わせのお店に向かう。
今夜のディナーのお店は、『代官山ASO チェレステ日本橋』。
11月は、秋田県とのコラボメニュー。
菊池シェフが秋田県の生産者の元を訪問し吟味した食材を使った特別メニューなのだ。
エントランスのウェイティングスペースにも秋田県のパンフレットが並ぶ。
パンフレットを見ていると彼女が到着し、一緒にテーブルに進む。
今夜も半個室の四人用テーブルに案内される。
他の客とは完全に遮断されているので、安心して食事を楽しむことが出来る。
サービスカウンターを挟んだ向こう側がメインダイニング。
開店時間前に入店したので他に客は居ないが、今夜も満席なのだそうだ。
テーブルにはメニューカード。
テーマは、~美の国 秋田からの贈りもの~。
ナプキンにもチェレステの刺繍。
おしぼりはレモングラスの香り。
これは嬉しいおもてなし。
マネジャーの佐藤さんがさっと現れ、スパークリングワインを注いでくれる。
定番の、ヴーヴ・アンバル、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ミレジム、2016年。
ヴーヴ・アンバルは1898年創業の、クレマン・ド・ブルゴーニュの元祖。
クレマン専業のメゾンが造るミレジムは本当に美味い。
熱々の焼きたてパンが届く。
お供はホイップバター。
二種のアミューズ・ブーシュが届く。
このカトラリーが可愛くて好きだ。
帆立のムース。
ムースの上にはトマトのソースとえんどう豆の芽。
富有柿とプロシュート。
クレマンがどんどん進む。
前菜が届く。
被せられたガラス容器の中には、秋田杉のチップの煙り。
ガラス容器を取ると、薫香がテーブルを漂う。
フグ白子のクロケッタ、石橋ごぼうと白神ねぎのサラダ、石孫本店「みそたまり」の泡といぶりがっこのクリーム。
石橋ごぼうは秋田の大仙市で石橋さんが守り続ける秋田の伝統野菜。
クロケットの中には、とろとろのフグの白子。
刻んだいぶりがっこを入れたソースも美味い。
アミューズも前菜もクレマンに良く合うのでグラスが進む。
あっという間に二人で一本を空けてしまった。
彼女と過ごす日本橋のイタリアン、『代官山ASO チェレステ日本橋』の楽しい夜は続きます。