早くも9月となったが、台風の影響で晴れたり降ったりのおかしな天気。
今朝は西の空が晴れているのを確認したうえでウォーキングに出たが、5kmほど歩いたところで激しい雨に見舞われ、ずぶ濡れになって帰宅。
結局、11,000歩しか歩けなかった。
まだまだ暑いが、空の雲には既に秋の気配。
雲の中に黒い点があるのがお判りになるだろうか。
拡大してみると、羽田空港に向かう飛行機。
ゆく夏を惜しみ、ウォーキングで見付けた夏の花のPart 2をアップすることにする。
Part 1はこちらから。
夏の日差しの中で目を楽しませてくれるのは、フヨウ(芙蓉)の花。
アオイ科フヨウ属の花で、仲間にはムクゲ、ハイビスカス、アメリカフヨウ、モミジアオイ、タイタンビカスなどがある。
タチアオイの花もそっくりだが、アオイ科ビロードアオイ属なので親戚といったところ。
アオイ科の花については、こちら。
街で見掛けるフヨウの花は、ピンクが圧倒的に多いようだ。
フヨウの花は一日花で、朝に開き、夜には萎んでしまう。
八重咲の白いフヨウを見付けた。
真っ白な花弁の芯がピンクに染まっている。
こちらの花はもう少しピンクが花弁に広がっている。
咲き終わった花は、ピンクになっている。
ということは、これはスイフヨウ(酔芙蓉)だ。
朝咲くときは白で、夕方にはピンクに色を変える園芸品種。
お酒に酔って赤くなるようだとのことで、酔芙蓉と名付けられた。
この写真の撮影時間は朝9時、今度夕方に観に行くことにしよう。
ピンクの八重咲のフヨウもある。
これはシチメンフヨウ(七面芙蓉)。
なかなか美しい花だ。
フヨウの花言葉は、”繊細な美”、”しとやかな恋人”。
白い可憐な花もよく見掛ける。
北アメリカ原産のガウラ、別名ハクチョウソウ(白蝶草)で、アカバナ科ガウラ属の植物。
四枚の花弁と長い雄しべ、そう言われれば白い蝶が飛んでいるように見える。
花言葉は、”負けず嫌い”、”清楚”など。
天空に鎗を突き立てるように真っ直ぐに伸びた花を見付けた。
これは北アメリカ東部原産のシソ科ハナトラノオ属のハナトラノオ(花虎の尾)で、別名、カクトラノオ(角虎の尾)。
花に何がくっついているのかと近寄ってみると、蝉の抜け殻。
数えてみると、この群生だけで8個の蝉の抜け殻がある。
花言葉は、”希望”、”望みの達成”。
花言葉は空に向かって真っすぐに咲く花の様子をよく表している。
この蝉にとっても、望みは達成できたということだろう。
もうコスモスがいっぱい咲いている。
コスモスは秋桜と書くように、秋の花。
それが夏に咲いているのは、キバナコスモス。
一般のコスモスとは別の品種だ。
コスモスはキク科コスモス属の植物で、メキシコ原産。
メキシコからスペインに伝わり、スペインから世界に広がった。
オレンジ色の花を咲かせているのだが、強い夏の日差しの元では、黄色に写ってしまう。
接写をすると、オレンジ色になった。
ところでコスモスの正式な和名は大春車菊で、秋桜と書くのは俗称。
コスモス全般の花言葉は、”乙女の真心”、”調和”、”謙虚”。
そしてオレンジのコスモスは、”野性的な美しさ”。
夏のウォーキングを楽しませてくれる花々のご紹介でした。
今夜は大好きなワインを抜栓。
フランス、ロワールの名門、アルフォンス・メロが造る、レ・ペニタン、コート・ド・ラ・シャリテ、シャルドネ、2011年。
アルフォンス・メロは、ロワール、サンセールで19代続く名門。
メロが造るソーヴィニヨン・ブランは評価が高く、最高に美味い。
でもこのワインはシャルドネ。
レ・ペニタンは、アルフォンス・メロがロワール・サンセールとブルゴーニュ・シャブリの間にあるコトー・シャリトワで造るワイン。
コトー・シャリトワは昔はワインの産地だったが、1863年にフランスで始まったフィロキセラ禍により壊滅した地域。
そのため今はAOCはなく、レ・ペニタンもI.G.P.となっている。
9年の熟成を経て、色合いは濃い黄金色。
パイナップル、完熟した洋梨の香り。
熟成から来るエステル香も心地良い。
コルクは長さも質も充分で状態が良い。
濃厚な熟成感、強い果実味、活き活きとしたミネラル。
良いぶどうを使っているので、9年の時を経てこれだけ強いボディを保てるのだろう。
ぶどう栽培はビオディナミ。
大好きなアルフォンス・メロのレ・ペニタンを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。