広尾の大好きなイタリアン、『トラットリア・ミケランジェロ』で友人達と過ごす楽しい夜の続き。
今夜のメンバーは、ちぃさん、nekonekoさん、りりかさん、そして私。
前菜が届く。
今夜は新村シェフにお願いし、メニューには無い私達だけの特別なコース料理を用意してもらった。
どんな料理が出されるのか知らないのは楽しいが、料理名をメモしないと忘れてしまうので大変。
シェフによると、今夜の料理はシチリアをイメージして作られたとのこと。
そこで、前菜に合わせて飲んでいるのもシチリアのスプマンテ。
カポナータ。
鮪が入っていて濃厚で美味い。
メジマグロのオレンジ風味のカルパッチョ。
オレンジの酸味が爽やか。
二皿目の前菜に合わせるワインは、何故かシチリアではなくアブルッツォ。
出されたボトルは、マグナム。
ヴィーニ・デル・モーロが造る、トレッビアーノ・ダブルッツォ、2018年。
確かに容量は1.5ℓ。
どうやらヴィーニ・デル・モーロのワインはマグナムが標準のようだ。
イタリアの地中海側のワインは高くなったが、アドリア海側はコスパが良いので好きだ。
特にアブルッツォ州のトレッビアーノ・ダブルッツォやモンテプルチアーノ・ダブルッツォはよく飲んでいる。
トロピカルフルーツの弾けるようなフルーツ香を持つフレッシュな飲み口。
トレッビアーノは夏に冷やして飲むのに最適だ。
二皿目の前菜は、玉ネギの芽のパンチェッタ巻きと、鰯のベッカフィーコ。
玉ねぎの芽をパンチェッタで巻き、香ばしく焼き上げられている。
ベッカフィーコは、オリーブオイルで炒めたパン粉、レーズン、松の実、砕いたアーモンド等を鰯の身で巻いて焼いた料理。
鰯の塩味にレーズンの甘み、ナッツの香ばしさが合わさり、とても美味い。
プリモピアットに合わせるワインは、アブルッツォ州のマドンナ・デイ・ミラーコリが造る、ミラーコロ・ビアンコ。
これもマグナム・ボトルだ。
金木犀や梔子の香り、フレッシュな果実味を持つ。
セパージュは、シャルドネ60%、トレッビアーノ40%。
パスタ・アッラ・ノルマ。
シチリア、カターニャの名物パスタ。
パスタの上にたっぷり掛けられているのは、リコッタサラータ。
リコッタを塩漬け・熟成させた、南イタリアではパスタに欠かせないチーズ。
パスタ・アッラ・ノルマは、揚げた茄子とトマトソースとスパゲッティのシンプルな組み合わせのパスタ。
これが美味いのだ。
友人達と過ごす広尾のイタリアン、『トラットリア・ミケランジェロ』で過ごす楽しい夜は続きます。