クリスマス・イヴは、二人が大好きなフレンチでお食事をすることにした。
レストランがある丸ビルに早めに到着したので、マルキューブを観に行く。
丸の内のクリスマスはスターウォーズとのコラボ企画。
クリスマスツリーの名前は、RISE CRYSTAL。
夜に観たときはブルーだったが、昼は赤になっている。
これが夜のRISE CRYSTAL。
クリスマス・イヴのためか、オフィシャルショップにも多くの客が訪れている。
待ち合わせ時間が近付いたので、35階に上る。
35階のラウンジには可愛いクリスマスツリー。
ラウンジには35階と36階を結ぶエスカレーターがあり、そこにはこの絵が飾られている。
わかるようなわからないような、不思議な絵だ。
ラウンジからはお台場が見える。
目を右手に移すと、皇居。
とても良い天気だ。
今日のレストラン、『サンス・エ・サヴール』の中で彼女を待つことにする。
ここはフランス、モンパルナスの三ツ星レストラン、『ル・ジャルダン・デ・サンス』の東京店。
石井支配人が、「何時もはディナーに来られていますので、この眺めは観られていないのではないでしょうか」と皇居側に案内してくれる。
宮殿と宮内庁を目の前に見渡すことができる。
天守閣跡に目を移すと、大嘗宮の解体工事が始まっている。
長いクレーンアームが立っているところだ。
席に着き彼女を待つ。
手持無沙汰でテーブルの花を撮影していると、彼女が到着し、席を立って迎える。
最初のボトルは、シャンパーニュ、ドゥラモット・ブリュット、プール・ヒラマツ。
サロンの姉妹メゾン、ドゥラモットが『ひらまつ』のために造るスペシャル・キュヴェ。
彼女と目と目を合わせ、乾杯。
果実味と酸のバランスが絶妙。
冷えたシャンパーニュが美味い。
アミューズは、豚足のクロケット、フロマージュのパイ包み、フィナンシェ。
ランチに飲むシャンパーニュはどうしてこんなに美味しいのだろう。
「ランチにフレンチも楽しいわね。ね、これからは時々ランチでワインをしましょうよ」と彼女。
一皿目の前菜は、ウニの殻をまとったズワイガニとウニの詰め物、キャビア添え。
これはフランス本店、『ル・ジャルダン・デ・サンス』のスペシャリティ。
ウニの殻の上には、ウニ、サワークリーム、そしてキャビア。
これは贅沢な一品。
ウニとキャビアを食べ終えると、殻の中にはズワイガニがぎっしり。
シャンパーニュとの相性も良く、グラスがどんどん進む。
丸の内の南仏フレンチ、『サンス・エ・サヴール』で彼女と過ごす、クリスマス・イヴの楽しいランチは続きます。