4月中旬のこと、国立新美術館の中にある『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』で、友人達とワイン会を開催した。
ワイン会の前に、ちょっとだけアペロ。
六本木駅でちぃさんと待ち合せると、東京ミッドタウン六本木に向かう。
選んだお店は、ガーデンテラス1階にある『ロティ アメリカン・ワイン・バー&ブラッスリー』。
選んだ理由は、ハッピアワー
15時から19時まで、グラスワイン等を500円で飲むことが出来るのだ。
60年代カリフォルニアをイメージした店内。
バーカウンターとテーブル席を隔てるのは、スケルトンのワインセラー。
二人が選んだワインは、スパークリング。
スペインのディボン、カヴァ、ブリュット・レゼルヴ
ちぃさんと乾杯。
何時もはアペロにワインを二杯飲んでいるが、今夜のワイン会ではたっぷり飲む予定なので、アペロは一杯だけに留めることにする。
お供は、ポム・フリット。
軽く飲んで食べた後は、店を出て本会の場所に向かう。
アトリウムの地下一階からコートヤードに出て、更にミッドタウン・パークに進む。
桜は既に葉桜。
さくら通り沿いのモエ・エ・シャンドンのシャンドン・ブロッサム・ラウンジも店じまい。
シャンドン・スイートはたたまれ、巨大なボトル、シャンドン・ロゼ、バイ・トモユキ・ヨネズ、2019にも撤去用のロープが巻かれている。
ミッドタウン・ガーデン沿いに、外苑東通りに進む。
外苑東通りを渡りさらに進むと、国立新美術館に至る。
この独特のフォルムは、黒川紀章氏の設計。
最近、ここに続けて来ている。
と言っても美術展にではなく、館内にある『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』が目的の場所。
今夜も美術館は既に閉館している。
『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』は、この上にある。
エレベーターで三階に上ると、レストラン階に出る。
レストランのテーブルは空中に突き出たエッジに置かれている。
この逆コーンの造形を見ると、「アバター」の空中に浮かぶ島を連想する。
このお店は、美術館がオープンしている日中は常に満席の人気店だが、夜の閉館後に訪れる客は多くない。
店の真ん中に、私達のテーブルがセットされている。
テーブルにはフルートグラスだけが置かれているが、サイドテーブルには30個のワイングラスがスタンバイしている。
メンバーが揃い、ロゼのスパークリングで乾杯。
今夜のメンバーは、KEiさん、Chocolatさん、ちぃさん、りりかさん、redfoxさんと、私。
乾杯に選んだスパークリングは、ヴーヴ・アンバル、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ロゼ、ミレジム2016年。
私のブログに度々登場する、大好きなスパークリングだ。
アミューズ・ブッシュは、とうもろこしのマドレーヌと黒オリーブのサブレ。
パンも届く。
ここのパンは他の『ポール・ボキューズ』とは異なり、バゲットではなく少し細いフィセルのようだ。
皮はパリパリで中はしっとりで美味い。
パンのお供は、カレー風味の鶏のリエット。
これが美味しいので、パンが進んでしまう。
前菜は、鴨のテリーヌ、カンパーニュ風と、フォアグラのカナッペ。
フォアグラはレーズンのバゲットに乗せられ、プラムのコンフィチュールが添えられている。
鴨のテリーヌにはピスタチオ。
鴨にピスタチオは良く合う。
鴨とフォアグラのパテ・アン・クルートも、ピスタチオがたっぷり入ったものが好きだ。
ここでは必ずフォアグラが出される。
リヨン本店のメニューに忠実に料理が再現されているのだ。
左がヴーヴ・アンバルのクレマン・ド・ブルゴーニュ。
そして右側がクロ・デ・リュンヌ、リュンヌ・ダルジャン、2012年。
ペサック・レオニャンの銘醸、シャトー・ド・シュヴァリエのベルナール家がソーテルヌで造る、辛口の白。
セパージュは、セミヨン70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%。
このワインは2012年がファースト・ヴィンテージ。
今は2013年、2014年ヴィンテージになっているが、『ひらまつ』のセラーに残っていた2012年を探し出してもらっら。
2012年は熟成が進み、とても美味しいので皆さんに飲んでもらいたかったのだ。
友人達と過ごす、国立新美術館での楽しい夜は続きます。