何時ものホテル、メトロポリタン東京でのまったりワインの夜の続き。
この記事の続きです。
ビルカール・サルモンのロゼを飲み干すと、次はブルゴーニュの赤。
ミシェル&ジョアンナ・エカール、サヴィニー・レ・ボーヌ、プルミエ・クリュ、レ・セルパンティエール、2014年。
エカール家は1789年からサヴィニー・レ・ボーヌでワイン造りをつづける名門。
先代のモーリス・エカールはサヴィニー・レ・ボーヌを代表する造り手として名を馳せた。
ところがモーリスは相続税を払うため、ドメーヌと畑の3/4をネゴシアンに売却してしまい、エカール家のワイン造りは途絶えることに。
それを救ったのがモーリスの息子夫婦のミシェルとジョアンナで、残った少ない畑を元に、ミシェル&ジョアンナ・エカールとして2004年にドメーヌを復活させたのだ。
レ・セルパンティエールは南向きの石ころだらけの石灰質の一級畑。
陽当たりが良いことから果実味がしっかりとし、石灰質であることからミネラル感に富んだワインが生み出される。
ラズベリー、ブラックベリー、ブルーベリー、そしてスミレやなめし革のニュアンス。
果実味が豊かだが、活き活きとしたミネラルと酸がボディを引き締め、熟成のポテンシャルを感じさせる。
ぶどう栽培はリュット・レゾネで、樹齢は80年と古い。
今回はKALDIで大好きなチーズを買うことが出来た。
ブー・ドゥ・シューはウォッシュ・タイプではあるが、塩水でウォッシュしているのでマイルドな香りと味わい。
いつもはもっと若いが、これは熟成が進んでいるようだ。
チーズと肉料理用にパンを出す。
ポンパドウルで購入したのは、プティアンリシール、ジャンボレーズン、バゲット・トラディション。
熟成が進み、臭いも強くなっている。
この臭い香りがたまらなく好きだ。
牛いちぼのローストと霜降りひらたけサラダ。
牛いちぼのローストビーフがたっぷり入っている。
ブルピノに合って美味い。
フロ・プレステージュで購入したストロガノフ風ハンバーグ。
ルームサービスに頼んで温めてもらった。
これもフロ・プレステージュの濃厚赤ワインソースで味わうやわらか牛タンシチュー。
これは1パックを購入したが、撮影前に彼女が半分食べてしまった。
京華楼の点心。
あれ、春巻きも二本買ったが、ここにはもう無くなっている。
これもルームサービスで温めてもらったので、ホカホカで美味い。
外は既に暗くなり、屋上庭園にイルミネーションが点灯している。
渡り廊下で繋がったこの建物は何だろう。
バーか何かなら、行ってみたいものだ。
デザートの時間。
ファウンドリーで購入したさくらんぼとクリオロ種カカオのチョコレートケーキ。
これは私が選んだケーキ。
福岡県産大粒あまおうのタルト、練乳ソース添え。
これは彼女が選んだケーキ。
クリオロ種カカオのチョコレートと宮崎県産日向夏のタルト。
これも彼女が選んだケーキ。
先端が崩れてしまったが、「ここは貴方が食べて」と言うので、私が味見した。
お供はルームサービスで頼んだコーヒー。
大きなポットで頼んだので、たっぷり4杯分はある。
ゆっくり話ながら食べて飲んでいたので、気が付くと、外の庭園のイルミネーションも消え、真っ暗になってしまった。
夜も更けたので、そろそろシャワーを浴びて寝ることにしよう。
一夜明けた早朝。
空は曇っていて、日の出を見ることはできなかった。
昨夜飲んだワイン達。
今回のワインも美味しかった。
朝食を食べに行くため、彼女を起こすことにしよう。
何時ものホテル、メトロポリタン東京での楽しいまったりワインでした。