彼女と何時ものフレンチで、ブラッスリー ポール・ボキューズ銀座 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

二月初旬のこと、銀座の何時ものフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

 

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クレマン、サンセールの白を飲んだ後は、ボルドーの赤。

オー・メドックのシャトー・ドーリヤック、クリュ・ブルジョワ、2009年。

 

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裏のラベルにはワインの説明。

肉やジビエやフロマージュに合うそうだ。

フランス語と英語のダブル表記になっているので読み較べてみると、ジビエは英語でゲームと書かれている。

セパージュはメルロー49%、カベルネ・ソーヴィニヨン46%、プティ・ヴェルド2.5%、カベルネ・フラン2.5%。

アルコール度数はちょっと高めで14%。

4年から7年が飲み頃と書かれているが、このボトルは既に9年が経過している。

 

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色合いは濃いガーネット。

香り、果実味、熟成感、タンニンのバランスが良く、ボディに衰えは感じられない。

2009年はやはり美味い。

樽熟成期間は12ヶ月。

 

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色合いは濃いが、光に宛てると淡い像を結んだ。

 

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スペイン産マグレ鴨の胸肉のローストと腿肉の赤ワイン煮、シャンピニオンのヴルーテとほうれん草のブールバチュー。

この料理も驚き。

一つの皿に、ヴルーテ、ブールバチュー、ボルドレーズの三種のソースが。

 

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こちらは胸肉のロースト。

この焼き色が食欲をそそる。

 

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そしてこちらは腿肉の赤ワイン煮。

二種類の部位の肉を、それぞれ異なる料理法で食べるとは面白い。

 

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鴨にオー・メドックが合って美味い。

気が付くと、もう三杯目。

 

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シナモン香るリンゴのタルト、塩キャラメルのアイスクリームと共に。

 

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使われているリンゴはふじ。

リンゴにシナモンは良く合う。

 

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塩キャラメルのアイスクリームとの相性も良い。

 

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ディジェスティフは、イエーガーマイスターのコーラ割り。

コーラ割りとは、今までになかった選択。

ソムリエの大友さんがミュゼのポール・ボキューズに転勤となったので、今回の飲み物は支配人の竹内さんのアイデア。

 

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使われているイエーガーマイスターはドイツのリキュールで、56種類のハーブ・エキスが抽出され、オーク樽で熟成されているリキュール。

エチケットにも56と書かれている。

アルコール度数は35%。

 

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「今夜も美味しかったわね。星野シェフの料理は好きよ」と彼女。

「星野さんはソースの使い方が絶妙だね。一皿に三種のソースを使うとは、手が込んでいて素晴らしいよ」と私。

 

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星野シェフに今夜の礼を述べ、竹内支配人に見送られて店をあとにする。

有楽町駅の前では、東京交通会館のイルミネーションが明るく輝く。

 

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有楽町駅越しに見えるのは、東京フォーラム、そして丸の内の再開発高層ビル群。

 

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何時ものとおりファミマに立ち寄り、彼女の朝食用にサラダを幾つか購入。

 

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再びマロニエ通りに戻り、少し銀座を散策することに。

 

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マロニエゲートギンザ1の10階を見上げると、先程まで居たお店の灯りが見える。

右のビルは旧プランタン銀座で、今はマロニエゲートギンザ2。

 

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マロニエ通りに来ると、必ず見るのがモンクレールのディスプレイ。

何時もセンスが良いのだ。

 

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マックスマーラのモノトーンのディスプレイも好きだ。

 

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ブルガリのビルをよく見ると、セルペンティの骨だけが残っている。

 

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年明けのブルガリにはまだセルペンティが残り、美しく輝いていた。

 

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シャネルは春の装い。

 

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こんなディスプレイを見ていると気分まで明るくなる。

 

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今のルイ・ヴィトンはちょっと地味かも。

 

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春をイメージしているのだろうが、マネキンにはあまり春を感じない。

 

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銀座四丁目交差点に歩を進める。

通り沿いには、フルラ、マイケル・コース、ゼニスが並ぶ。

彼女と過ごす銀座の夜は楽しく更けていきました。