一月中旬のこと、彼女と神楽坂で待ち合わせ。
まず向かったのは、赤城神社。
でも赤城神社には入らずに、鳥居の前を左折。
目的地はここ、『亀井堂』。
元々は瓦煎餅や人形焼きの和菓子店なのだが、今はパティスリーで有名。
特にクリームパンは人気で、一日400個が午前中に売り切れてしまう。
そこで、彼女へのお土産と私用に夕方の時間指定で予約しておいたのだ。
まだ時間が早いので、仕事を終えた人々が街に繰り出していない。
もう一時間もすると、神楽坂通りは多くの人で賑やかになる。
コボちゃんも冬の装い。
前回ここに来た時は、サンタクロースの装いだった。
次に向かったのは、イタリア食材のお店、『ドルチェ・ヴィータ』。
店の前で写真を撮影していると、「あら、店の前で待っててくれたのね」と彼女。
「あぁびっくりしたよ。僕も今着いたところ。丁度同じ時間に着いたんだね」と私。
新しいワインが入荷していたので10数種類を試飲し、購入すべきワインを決める。
でも今夜は買わず、次回購入することにした。
今夜はディナーの予約があるので、ワインを持ち歩きたくなかったのだ。
そして向かった先は、イタリアンの名店、『しゅうご』。
廣瀬周悟シェフのお店で、二人のお気に入り。
カウンターの何時もの席に着く。
ここは廣瀬シェフの真ん前の席なので、シェフと色々お話しできるのだ。
目の前には多くの種類の野菜(画像の右にもっと多くの野菜がある)。
これらは廣瀬さんが自らの農園で育てたものなのだ。
最初は、泡を抜栓。
こちらの画像の背景に廣瀬農園の野菜たちが写っている。
エミリア・ロマーニャのグルッポ・チェヴィコが造る、カンティーヌ・デル・レ、キュヴェ・ブリュット。
カンティーヌ・デル・レとは、王のワイナリーという意味。
シャルマ方式で造られているが、きめ細かな泡には勢いがある。
グレープフルーツ、レモン、青リンゴの爽やかな味わいのあとに、マスカットやパッションフルーツの甘い果実のニュアンスが現れる。
ぶどうは、トレッビアーノ100%。
ここでは最初にスープが出される。
冬は暖かいスープ。
バターナッツ南瓜のスープが美味い。
サバ、キンカン、ミカンのマリネ。
鯖は脂が乗り、キンカンの苦み、ミカンの甘みのバランスが良く、美味い。
天城黒豚パテとポルチーニ。
天城黒豚を半頭買いし、捌いて作ったパテ。
ポルチーニは、フレッシュ・ポルチーニを乾燥させ、それを戻して使っている。
凝縮された黒豚の旨味、そしてポルチーニの香りが素晴らしい。
神楽坂の大好きなイタリアン、『しゅうご』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。