オルセー美術館で彼女と過ごす楽しい休日の続き。
『レストラン・ミュゼ・ドルセー』でのランチを終えると、企画展、「ピカソの青の時代とバラ色の時代展」を観ることにする。
企画展会場の前には、入場待ちの長い列。
それでも10分も待たずに入場。
入口でパンフレットを受け取る。
日本語版は無いので、英語版を選択。
1900年、19歳のピカソは親友カサヘマスとパリにアトリエを開き、パリの華やかな世界の絵を描き始める。
カサヘマスの自殺という死を境に、社会の底辺の人々、弱者を描き始め、色彩も青を基調とする暗いものに変わっていく、「青の時代」。
1905年の夏に偶然出会った女性、フェルナンドと恋に落ち、同棲を始める。
そして色彩は明るさを取り戻す、「バラ色の時代」。
ピカソの多数の作品を始めて実際に見たのはニューヨークのグッゲンハイム美術館だった。
バルセロナのピカソ美術館では収蔵品の多さに感激した。
そして今回の企画展での展示作品の多さは圧巻だった。
もっとゆっくりしたかったが、帰国便を考えると16時にはホテルに戻らなければならない。
彼女が最後の買い物もしたいというので、残念ながらオルセー美術館をあとにする。
セーヌ川沿いに、カルーゼル橋に向かって歩く。
オルセー美術館の側面を見ると、昔ここがターミナル駅だったことがわかる。
ロワイヤル橋の向こうに、ルーブル美術館が見えている。
カルーゼル橋を渡り、ルーブル美術館に向かう。
路面は冷たい雨に濡れ、人通りは少ない。
カルーゼル凱旋門の前を通り過ぎる。
凱旋門の向かい側には、ガラスのピラミッド。
残念だがルーブル美術館を通り抜け、リヴォリ通りに至る。
明日の最終回に続きます。