昨年末のこと、飯田橋でブログの友人達と待ち合わせ。
全員揃って向かったのは、茶目子さんが予約してくれたお店、『四彩酒癒 しゅん』。
”鮮魚・日本酒飲み較べ”のお店なのだそうだ。
入口を入ると、そこには日本酒がずらりと並び、一挙にテンションアップ。
右がゼブラ、左が荷札酒。
と言ってもワインとは違って、日本酒の場合は濁り酒や古酒でない限り色の差が少ないのでぐい飲みでは違いが判らない。
生牡蠣が出される。
上に乗っているのは何のジュレだろう。
ちぃさんが生牡蠣は苦手とのことで、二個目をいただく。
生牡蠣が大好きなので、ちぃさんありがとうございます。
続いて3種類目と4種類目の酒を選ぶ。
山形県天童市の水戸部酒が造る、山形正宗 純米吟醸 うすにごり。
使用米は山形県産出羽燦々を用い、精米歩合は50%。
京都府伏見の松本酒造が造る、澤屋まつもと 純米。
使用米は五百万石で精米歩合は65%。
きょうかい7号系酵母を使っているのだろうか、香りが素晴らしい純米酒だ。
ちぃさんがワインを飲みたいとのことで、選んだワインは、栃木県のココ・ファームが造る、こころぜ、2015年。
マスカット・ベリーAを中心に、甲州、メルロー、ベリーアリカントA等がブレンドされている。
フランボワーズやレッドチェリーの優しい味わいのロゼだ。
ついでにみんなも試飲。
お造り三種も酒に良く合う。
しめ鯖、カンパチ、帆立。
5種類目の酒は、お店の方から是非飲んで下さいと勧められたもの。
ボトルが透明でボトルに書かれた絵や文字が読めないので、勧めてくれた素敵なお嬢さんにお願いし、黒いエプロンの前に持ってもらって撮影。
山口県美祢市の大嶺酒造が醸す、大嶺 純米 3粒。
50年以上休眠していた老舗蔵を2010年に復活させ、2018年が初リリースとなる酒。
これは数量が少ない貴重なお酒。
是非ワイングラスで飲んで下さいとのこと。
飲んでみて理由がわかった。
素晴らしい香りが立つ、芳醇な米の旨味が詰まった酒だ。
米は山田錦で、精米歩合は58%。
6種類目は、秋田県南秋田郡の福禄寿酒造が醸す、一白水成 短稈渡船 純米吟醸。
山田錦の親品種の一つ、珍しい酒造米、短稈渡船を用いた酒。
米は兵庫県産で磨きは50%、秋田酵母が使われている。
芳香、芳醇な酒でとても美味い。
四合瓶のみの販売で、ボトル半分弱が残っていたが、飲み干してしまった。
彩り野菜のサラダも美味しい。
7種類目は、山川光男 男山 2018あき 純米大吟醸を選択。
山川光男は、山形県内の四つの蔵、山形正宗、楯野川、羽陽東光、男山の共同醸造プロジェクト。
この酒は羽陽男山が製造元になっている。
使用米は山形県産雪女神で精米歩合は50%、酵母は6号酵母。
そして8種類目は新潟県長岡市の朝日酒造が醸す、久保田 吟醸 生原酒。
久保田が東京でようやく知名度が上がり始めた頃、長岡に何度も久保田を飲みに行った。
その頃のお話を皆さんにご披露するのも楽しい。
使用米は新潟県産五百万石で、精米歩合は麹米が50%、掛米が55%。
アルコール度数は19%もある。
アメブロの素敵な友人達と飯田橋の『四彩酒癒 しゅん』で過ごす楽しい夜は続きます。