ディジョンでの宿泊ホテル、オステルリ シャポー・ルージュにあるミシュラン二つ星レストラン、『ウイリアム・フラショ』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。
分厚いワインリストから選んだワインは、メオ・カミュゼ・フレール・エ・スール、フィサン、2014年。
メオ・カミュゼのワインが高くなり手が届かなくなった今では、嬉しいメオ・カミュゼのネゴシアン物だ。
彼女と乾杯。
フィサンは好きなAOC。
良い造り手のフィサンは、並のジュヴレ・シャンベルタンよりよっぽど美味い。
この綺麗な光の像ができるのは、ピノ・ノワールならでは。
フィサンを合わせて食べているのは、フォアグラのソテー。
魚料理は、真鱈。
ここでは料理にソースをかけたあと、ソース・パンはテーブル上に置かれる。
身が厚く、かなりの大物だ。
真鱈の身は淡白なので、ソースの味がよく活きている。
肉料理は、鹿のロティ。
肉が柔らかく、臭みが全くない。
ジューと赤ワインのソースは美味しいが、これも私の基準では塩分が少し強過ぎる。
残った赤ワインを飲みながら、今日のコート・ド・ニュイの小旅行について彼女と話しが弾む。
もうお腹はいっぱいなので、フロマージュはパス。
ギャルソンがテーブルの横で口直しの飲み物をシェークしてくれた。
ブラックカラントとリンゴのカクテル。
口中が爽やかさに包まれる。
デセールは、ウォールナッツのキャラメリゼとチョコレート・タルト。
香りが素晴らしい。
お腹は一杯でも食べてしまう美味しさ。
デセールの後は、コーヒー。
と思ったら、さらにケーキが届く。
ソースを掛けてお食べ下さいとのこと。
今夜の摂取カロリーは気になるが、これも完食。
そしてミニャルディーズはチョコレート。
最後まで美味しく食べさせてしまうのは、さすがミシュラン二つ星の実力。
満ち足りた思いでレストランをあとにする。
食事が終われば、そのままエレベーターに乗るだけで部屋に戻れるのが嬉しい。
彼女と過ごす、ディジョンの『ウイリアム・フラショ』での素敵な夜でした。