再びブルゴーニュの旅の記事に戻ります。
この記事の続きです。
⇒彼女と楽しくフレンチ・ディナー、プッコワ・パ、ディジョン、フランス
フランスでの初日に食べ過ぎてしまったようで、翌日は二人ともお腹の調子が悪い。
ANAの朝食とLHの軽食を食べ、パリの『ル・トラン・ブルー』で重いランチを食べ、ディジョンでも『プッコワ・パ』でヴォリュームのあるディナーを食べ、ワインを二本飲んでしまった。
そこで今日はホテルでの朝食を止め、人気のレストランでのランチの予約をキャンセル。
朝はゆっくり休み、お昼前に軽いブランチをとることにした。
夜に雨が降ったようで、路面は濡れている。
ホテルから1分も歩くと、ディジョンのメイン通り、リベルテ通りに出る。
ディジョンは、人口15万人のブルゴーニュの中心都市。
でも中心部はこじんまりとし、平日の午前にメイン通りを歩く人は少ない。
フランソワ・リュード広場には、メリーゴーランド。
フランスの街には必ずと言って良いほどメリーゴーランドがある。
リベルテ通りからフォリュジュ通りに入る。
この通り沿いには色々なお店が並び、カフェやレストランもあるのだ。
ブランチに選んだお店は、タルタナート。
店内には、焼き立てのパンがずらりと並ぶ。
どれも美味しそうだ。
人気の店のようで、客がひっきりなしに訪れる。
ブランチ用にサンドイッチを選ぶ。
選んだのは、シェフのサンドイッチとハムとフロマージュのサンドイッチ。
サンドイッチは半分にカットしてもらい、二人で分けて食べることに。
彼女が食べたいというので、クロワッサンも追加。
お腹の調子が悪いという割には、食欲があるようだ。
レストランの人も買いに来るようで、大きな紙袋に入れたバゲットを10本くらい持ち帰っている。
このおじさんは、編み籠を持ってきて、ブールを二個買って帰った。
奥様と一緒にランチに食べるのだろうか。
サンドイッチのお供は、ホットコーヒー。
デセールは、ブランマンジェ。
フルーツペーストが甘くなく美味しい。
このブランチで3,300円余り、やはり物価は地方都市でも東京より少し高い感じ。
ナプキンには、パンとタルティーヌの芸術と書かれている。
このお店の名前は、タルティーヌとアートを組み合わせた造語なのだそうだ。
美味しく、お腹もいっぱいになったが、お腹の調子が悪いのでイマイチ元気が出ない。
でも消化促進のために頑張って街歩きをすることに。
向かったのは、中央市場。
といっても、ブランチのお店から二分程度の距離。
どの国のどの街に行っても、出来るだけ市場には行くようにしている。
その国やその街の雰囲気を一番よく感じることが出来るのだ。
市場の周りにも出店がいっぱいあり、色々なものを売っている。
市場の中は明るく、とても清潔。
多くの市民が買い物に来ているが、観光客は見当たらない。
賑やかな吹奏楽が聞こえてきたので見に行くと、明日から始まるトリュフ市の記念式典だった。
11月17日から12月15日までトリュフの市が立つようだ。
すぐ近くには、『ラ・ブヴェット』というバーがある。
『ブヴェット』と言えば、N.Y.発祥でパリと東京(ミッドタウン日比谷)にも支店がある人気店を思い出すが、”La Buvette”とは駅や劇場や市場などにある酒場という意味。
平日の昼前だが、多くの人がワインやビールを楽しんでいる。
ここでおつまみを食べながらワインを飲むのも好さそうだ。
市場の中で幅を利かせているのが、フロマージュのお店。
大きな店舗が四つもある。
どれも美味しそうだ。
誘惑に負けて、モンドールとスーマントランを購入。
こちらはハチミツ屋さん。
色々と味見をさせてもらい、気に入ったものを二人とも二本ずつ購入。
タイプは、クリームとリキッドを一本ずつ選んだ。
市場の前には、マスタードやオリーブオイルのお店。
マスタードも種類が豊富。
お土産用に小さな瓶入りのマスタードを二人で20数個購入。
ワイン・ショップも覗いてみることにする。
シャンパーニュでは、ルイーズの1999年が€104.-、ヴーヴ・クリコのミレジム2008年が€39.-に惹かれたが、ブルゴーニュには買いたいものが無かった。
ボルドーや外国産のワインが揃っているのが意外だった。
お店の前に飾られたぶどうの木の根。
カリフォルニアのワイン、ジンジラのエチケットを思い出してしまった。
さて、そろそろクロ・ド・ヴージョ城に行く迎えの車が来る時間なので、ホテルに戻ることにしよう。
ブルゴーニュの楽しい旅は続きます。