今夜のフレンチは南仏の風、サンス・エ・サヴール、丸の内 | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

昨年11月のこと、彼女と丸の内のお店で待ち合わせ。

待ち合わせのレストランは、丸ビルの35階にあるフレンチ、『サンス・エ・サヴール』。

 

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35階の展望エリアから外を見ると、丸の内から霞が関、そして右手には皇居を望むことができる。

 

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丸の内は再開発が進み、高層ビルが林立している。

遠くに見えるのは、東京タワー。

 

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少し早く着いてしまい、『サンス・エ・サヴール』はまだ開店前。

 

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エントランスの前に立って写真を撮影していると、突然ドアが開き、お店のスタッフと向き合うことに。

私もスタッフも驚き、そして挨拶を交わす。

 

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今夜の最初の客となってダイニング・ルームに進む。

 

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今夜のテーブルはダイニングルームの右奥。

すぐ横には、バーコーナー。

 

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「サンス・エ・サヴール」は、フランス、モンペリエの三ツ星レストラン、『ル・ジャルダン・デ・サンス』のオーナー・シェフ、ジャック&ローラン・プルセル兄弟の東京店。

 

双子のプルセル兄弟は23歳の若さで店を開き、わずか10年後には三ツ星を獲得した天才シェフ。

その料理は”フランス料理界の新しい風”と称された。

(写真はお店のH.P.からお借りしました。)

 

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彼女が到着し、席を立って迎える。

ソムリエの石井さんがアペリティフを届けてくれる。

仏手柑のジュースとぶどう(シャルドネ)のジュースをスパークリング・ワインで割ったカクテル。

使われているスパークリングは、ヴーヴ・アンバルのクレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ミレジム、2015年。

 

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秋を楽しむ一口アミューズ。

キノコのポタージュと、小さな紫芋。

 

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キノコがたっぷり入った、ヴルーテのポタージュ。

香りが素晴らしい。

 

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本物の小さな紫芋ではない。

蒸した紫芋を成形しているのだ。

 

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紫芋を割ると、中にはカッテージチーズが練り込まれている。

 

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福井県敦賀湾直送秋の海の幸、北海道真狩村産有機野菜。

これだけの文章に平仮名が二つしかないと、漢文のように見える。

 

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海の幸は、活け〆のウスバハギ、甘海老、アオリイカ。

野菜は、ビーツ、人参、大根、そして福井県産のトマト。

 

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高知県白木果樹園から届いた水晶文旦のヴィネグレット。

これを海の幸と野菜に掛ける。

 

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柑橘の香りが素晴らしく、美味い。

南仏の風を感じる料理だ。

 

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白ワインは、ドメーヌ・デ・ロッシュ・ヌーヴが造る、ランソリット、ソミュール・ブラン、2012年。

ロッシュ・ヌーヴは、ロワール最高峰の造り手と評される、ティエリー・ジェルマンのドメーヌ。

 

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柑橘系の爽やかな香り。

果実の凝縮感、活き活きとした酸とミネラルを持つ。

ソミュール地区には珍しいシレックス土壌の畑のぶどうを使っていることから、アンソリット=普通ではないと名付けられた。

ぶどうはシュナン・ブラン100%で、栽培はビオディナミ。

 

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熱々のパンが届く。

ここではバターではなく、E.V.オリーブオイルがパンのお供。

 

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リー・ド・ヴォーとオマール海老のポワレ、イカ墨のチュイル、山梨県丹波山村原木舞茸とセップ茸のピュレと軽やかなエムルッション。

 

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リー・ド・ヴォーは私の好物。

銀杏とピーナッツが添えられている。

 

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大きなオマール海老は身がプリプリで美味い。

”プルセル・キュージーヌ”は素材の風味を大切にし、目に美しく舌に美味しい料理だ。

丸の内の『サンス・エ・サヴール』で彼女と過ごす素敵な夜は続きます。