二週間ほど前のこと、ウォーキングの途中で、3月末に花見をした公園に立ち寄ってみた。
ピンク一色だった桜の樹は新緑に覆われている。
よく見ると、花が三輪咲いている。
何だか申し訳なさそうに、控えめな開花。
季節外れの可憐な花が健気だ。
目を地面に移すと、至る所に黄色い花。
たんぽぽが綺麗に開花している。
タンポポの種類を確かめるため、横向きの花をチェック。
総苞が開いているので、これは西洋タンポポ。
この花びらをじっと見ていると、ダンデライオンという意味が何となくわかるような気がする。
ウォーキングを続けていると、石楠花の花を見付けた。
花だけ見ると、ツツジと見分けがつかない。
葉っぱを見ると、これが石楠花であることがわかる。
実は石楠花もツツジ科の植物なのだ。
蕾の時は赤いのに、それが開くと淡いピンクに変わるのが面白い。
近くにはツツジの花も咲いている。
大振りの花が美しい。
この花は目で見るとオレンジなのだが、写真に撮ると赤に見える。
小さな花のツツジもある。
びっしりと花がついている。
こちらも小さな花のツツジ。
季節はどんどん進み、花の種類もつぎつぎ移ろう。
今日も楽しいウォーキングでした。
今夜はイタリア、ヴェネト州のちょっと良い白ワインを抜栓。
ブリオーニが造る、イル・ディスペラート・ビアンコ、2016年。
これは確か、神楽坂の『ドルチェ・ヴィータ』で購入したもの。
カンティーナ・ブリオーニは、ヴェネト州のヴァルポリチェッラ・クラッシコ地区にある家族経営のワイナリー。
土着品種を用いた高品質のワイン造りで評価が高い。
ヴァルポリチェッラ地区は赤ワインで有名。
その中で敢えて造られる白ワイン。
ディスペラートとは絶望という意味。
最初に付けようとした名前が既に使用されていて使えないとわかり、絶望したことから付けられた名前だそうだ。
絶望という名前を付けられ、このワインがちょっと可哀そう。
尤も最初に付けようとした名前はリントゥルーゾ=侵入者なので、どっちもどっちと言える。
淡いレモンイエロー。
口に含むと、軽い微発泡。
マスカット、パイナップルの香り。
酸やミネラルのバランスが良い。
後味にレモンやオレンジピールの軽い苦み。
ぶどうはヴェネトの地ぶどう、ガルガーネガ100%。
ステンレスタンクで4カ月、瓶内で2か月の熟成を経てリリースされている。
良質のイタリアの白ワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。