代官山の一軒家邸宅イタリアン、『リストランテ ASO』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。
ドルチェは、上之園さんの苺、やよい姫のテリーヌ。
やよい姫は群馬生まれの品種で、とちほっぺととちおとめの交配種。
やよい姫は初めて食べたが、かなり美味い。
やよいというだけあって、3月の収穫で色が薄くても甘みは充分に強い。
やよい姫のソースとアイスクリームの組み合わせもとても良い。
いっぱいになったお腹をコーヒーで癒す。
「今夜のコラボ・ディナーも美味しかったわ。何時もありがとう」と彼女。
「小林市と言われてもピンとこなかったけど、これからは小林市と聞くと今夜の食材を思い出すね」と私。
ミニャルディーズは、小林市のお菓子屋さんのお菓子。
『お菓子の国たんぽぽ』の看板菓子、たんぽぽロングコルネセット。
パイ生地の中にカスタード、チョコレート、キャラメル・クリームを入れた冷凍菓子。
これはチョコレート・クリームだ。
藤田支配人がテーブルに来られ、「よろしければ食後にグラッパはいかがですか」と嬉しい提案。
ナルディーニ、バッサーノ・デル・グラッパ、アクアヴィテ、リゼルヴァ。
ナルディーニは、ヴェネト州で1779年に創業された老舗のグラッパ蒸留所。
オークの香りが素晴らしい、深みのある強いボディ。
アルコール度数は50%もある。
ステンレスタンクで1年、さらにスロヴェニア製オーク樽で5年の熟成を経てリリースされている。
彼女は一口試して私にくれたので、二杯飲んで酔いが回ってしまった。
レセプションに向かうと、そこには小林市から来られた皆さんが並んでお見送り。
小林市の肥後市長と名刺交換をし、今夜の素晴らしい食材の礼を述べる。
市長からいただいた薔薇。
彼女にだけかと思ったら、私にも手渡してくれた。
小林市で栽培された薔薇なのだそうだ。
そしてミネラルウォーター、小林市の天然水。
裏を見ると、何とお問い合わせ先が小林市役所となっている。
店を出ると旧山手通りを渡る。
振り返ると、樹齢300年の大きな欅の樹が照明を浴びて妖しく輝く。
こちら側には蔦屋書店が数棟にわたって続き、その端にはファミマ。
何時ものように、彼女用のサラダを幾つか購入。
大きなビニール袋をさげて、恵比寿方面に散策。
彼女と過ごす代官山の夜は素敵に更けていきました。