サヴィニー・レ・ボーヌを飲み干してしまったので、予備に持ってきておいたボトルも抜栓。
ルモワスネが造る、ブルゴーニュ・ルージュ、ルノメ、2012年。
ルモワスネは1877年創立の、ブルゴーニュの名門ネゴシアン。
コルクの状態はとても良い。
ルモワスネは膨大なワインのストックを持ち、それぞれのワインが一番飲み頃になってから蔵出しでリリースすることで有名。
大好きな女流醸造家、クローディ・ジョバールが醸造責任者を務めていることでも、ルモワスネは私の中では高評価。
このボトルは通常のACブルより一段上の位置付けで、ぶどうの出来が良い年に造られるキュヴェ。
そのためルノメ(名声、高貴の意味)と名付けられている。
チェリー、フランボワーズ、ラズベリーや、スミレ、紅茶のニュアンス。
円やかなタンニンを持つ、美味いピノ・ノワールだ。
「そろそろデセールにしようか」と私。
「ねぇ、その前にクレープを食べましょうよ」と彼女。
という訳で、すぐ斜め向かいのメトロポリタンプラザにある『ジェラート・ピケ・カフェ クレープリー』に向かう。
前回もここのクレープを食べてお陰で体重が増えたような気がする。
でも、美味い。
今日は客が多く、まだ時間が掛かりそうだ。
すると彼女が、「お隣のパン屋さん、美味しそうよ」と歩き出す。
結果、『HOKUO』でブルーベリー&チーズクリームと、極みあらびきフランクを購入。
それにしても、何時食べるつもりなのだろうと不思議に思う。
やっとクレープが出来上がり、部屋に持ち帰ることにする。
彼女のは、チョコバナナクレープにホイップクリーム。
私のは、あずき&抹茶クレープ。
少しでもカロリーを減らすため、ホイップクリームやアイスクリームのトッピングは避けた。
部屋に戻ると、あっという間にクレープを食べ終え、ヴィタメールのデセールを冷蔵庫から取り出す。
クレープでお腹はいっぱいなのだが、見ると食べたくなるのが悲しい性。
彼女のデセールは、ヴァルール・ショコラ アリバとシュートリュフ・ショコラ。
ヴァルール・ショコラ アリバは、アリバ産カカオ72%のフルーティなショコラ。
シュートリュフ・ショコラは、外はミルクチョコで中はスイートチョコクリーム。
私のデセールは、パルテールとシュートリュフ・ショコラ。
パルテールは、フランボワーズと苺のムースの中に、赤スグリの実を閉じ込めたホワイトチョコレートと苺のコンフィチュール。
コーヒーは、ルームサービスでポットを注文。
美味しいが、お腹ははち切れそう。
今夜二人で飲んだワイン達。
今夜も良く飲み良く食べた。
話は変わるが、部屋には無料スマホが置かれている。
海外からの客にはありがたいサービスだ。
気が付くと、窓の外は夜の帳に覆われている。
『メトロポリタン東京』で彼女と過ごす夜は、素敵に更けていきました。