土曜日、茶目子さんにお誘いいただき、銀座の『こころん』で開催される和食と日本酒の会に参加。
銀座はホコ天。
多くの人が午後の散策を楽しんでいる。
会の開始時間は15時。
開店時間が14時50分とのことなので、時間丁度に訪問。
すると参加者の皆さんが列をなしている。
皆さん時間に几帳面だ。
15人の参加者が揃い、女将さんの音頭で乾杯。
4人掛けのテーブル二つと7人のカンター席に分かれて着席。
席は茶目子さんが準備してくれたくじ引きで決定。
私は奥のテーブルで、ご一緒は、あたしちゃん、うっかり姫さん、mocamamaさん。
ランチョンマットは、シルバーのプレート。
飲み物や料理が映える素敵な設定だ。
『こころん』についてはmayuさんから伺っていたが、訪問するのは今回が初めて。
酒に良く合う一品。
最初の酒は、愛媛県西条市の石鎚酒造が醸す、石鎚、純米”初(うぶ)”。
西条市は四国山地の伏流水が豊かな場所で、地面に竹筒を打ち込むだけで水が湧き出るのだ。
原料米は五百万石、精米歩合60%。
寒造り新酒とは、新春らしくて気分も高揚する。
酒の写真はワインと違って、差が出ないので面白くない。
ということで、グラスの写真撮影は止めることにする。
お造りは、鮪と鰤。
脂が乗った鰤が美味い。
二種類目の酒は、宮城県栗原市の萩野酒造が醸す、萩の鶴、純米吟醸。
使用米は美山錦(だと思われる)、精米歩合は50%。
三種類目は、山形県鶴岡市の加藤嘉八郎酒造が醸す、特別純米酒、十水(とみず)。
今の酒造りでは米十石に水十二石が主流だが、これは昔の製法どおり米十石に水十石で仕込まれた濃醇な酒。
使用米ははえぬき、精米歩合は60%。
豚肉の自家製粕漬。
添えられた金山寺味噌が豚肉の味を引き立てている。
四種類目は、島根県安来市の安田酒造が造る智則、純米吟醸、中取、無濾過生原酒。
生原酒なので、アルコール度数は17%。
使用米は佐賀錦、精米歩合は55%。
五種類目は、秋田県横手市の浅舞酒造が醸す、天の戸、美稲(うましね)、槽口生原酒。
今だけの季節限定の生酒で、アルコール度数は18%もある。
使用米は吟の精と美山錦で、精米歩合は80%。
安納芋と鱈の磯部揚げ。
甘い安納芋と塩味の効いた鱈の組み合わせが絶妙。
六種類目は、千葉県いすみ市の木戸泉酒造が醸す、純米アフス生原酒、2016BY。
高温山廃一段仕込みで造られた珍しい酒。
この酒は淡いレモン色。
写真でも色が判るので、思わずパチリ。
酸味と酵母臭が際立つ味わい。
使用米は総の舞、精米歩合は65%。
白松前漬け、ふぐの煮こごり。
酒が進む。
七種類目は、茨城県つくば市の稲葉酒造が醸す、男女川、しぼりたて純米吟醸、無濾過瓶火入れ。
使用米は五百万石と山田錦、精米歩合は55%。
〆は、ごぼうの炊き込みご飯、山芋掛けと、なめこ汁。
あれ、茶碗と味噌汁の位置が反対だ。
置き直した写真は撮影忘れ。
香の物の小皿が綺麗だ。
四人全員の小皿の柄が異なるので、四つを合わせて撮影。
銀座『こころん』での楽しい午後は続きます。