銀座の『ブラッスリー ポール・ボキューズ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
魚料理は、かさごと冬キャベツのエチュベ、シェリーヴィネガーソース。
かさごは白身の磯魚。
見た目はごついが、上品な味わいの高級魚だ。
アペリティフ、白ワインの次は、赤。
フロンサックのシャトー・オー・バレ、2009年。
フロンサックはドルドーニュ川右岸のAOC。
サンテミリオンやポムロールと同じく、メルロー主体のワインが造られている。
シャトー・オー・バレはメルロー100%。
ベルベットのようにしなやかで強いタンニン。
果実味、熟成感共に素晴らしい骨太のボディ。
前回飲んだ時、彼女はアルコール・アタックが強いと言っていたが、今夜は美味しいそうだ。
カナダ産鴨フィレ肉のロティ、柑橘薫る赤ワインソース、カリフラワーとペンネのグラティネ。
素晴らしい火入れ。
鴨には柑橘系のソースが良く合う。
今夜のディジェスティフは、南ローヌのファミーユ・ペランが造る、ミュスカ・ボーム・ド・ヴニーズ、2010年。
ミュスカ・ボーム・ド・ヴニーズは南ローヌのAOCで、甘口ワインの産地。
ぶどう果汁の発酵中にブランデーを加えて発酵を止め、糖分を残して造った甘口の酒精強化ワインで、ヴァン・ド・ナチュレルと呼ばれている。
彼女は甘口ワインは苦手なので、一口味わっただけでグラスを私の前に置く。
私はお代わりを含め三杯を飲み干し、酔いが回ってしまう。
デセールは、苺のバシュラン、フランボワーズのソルベ。
上に乗っているのが、メレンゲで作られたバシュラン。
苺はとちおとめ。
フランボワーズのソルベがたまらなく美味い。
「今夜も美味しかったわ。ありがとう」と彼女。
「ここでは寛いで食事とワインを楽しめるので居心地が良いね」と私。
山辺支配人、木下シェフ、大友ソムリエに今夜のお礼を述べて店をあとにする。
昨年はここで14回食事をしたが、今年も結構来ることになりそうだ。
有楽町駅前のイルミネーションが綺麗だ。
マロニエゲート2の『モンソー・フルール』の前には美しい花が並ぶ。
夜遅くにこんなに花が並んでいるのは銀座らしい。
オレンジは好きな色。
一時期はオレンジのシャツやネクタイばかり買っていたほどだ。
マックスマーラは、何時もモノトーンのディスプレイ。
夜も更け、ブルガリのセルペンティもお疲れ気味に見えるのは気のせいだろうか。
彼女と過ごす銀座の夜は素敵に更けて行きました。

















