神楽坂のフレンチ、『ル・クロ・モンマルトル』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
白ワインのボトルを空けると、抜栓しておいた赤ワインを出してもらう。
ドメーヌ・ピエール・コルニュ=カミュが造る、ショレイ・レ・ボーヌ、2014年。
このドメーヌ、名前が面白いので調べてみたら、醸造家のピエール・コルニュと、同じく醸造家のベルナデット・カミュが結婚したことにより1981年に生まれたドメーヌだそうだ。
最初はタンニンが前面に出て硬かったが、だんだん果実味、熟成感が現れ、深みが出てきた。
このドメーヌはボーヌの各アペラシオンに合わせて8haの畑を有するが、ショレイ・レ・ボーヌの畑は0.4haしかなく、このワインの生産量はわずか1,500本。
ぶどうはリュット・レゾネで栽培され、熟成はバリック(新樽1/3)で16カ月。
マグレ鴨のロースト、オレンジソース。
他にも牛バベットステーキ等があるが、二人とも同じ料理を選択。
とても古典的な鴨料理だが、久し振りに食べると美味い。
マグレ鴨は大振りで旨味があるので好きだ。
ピノ・ノワールがまだ残っているので、フロマージュを出してもらう。
一切れの大きさが、高級レストランで出されるものの数倍はある。
フルムダンベールは青カビの中でも好きな種類。
白カビはカマンベール・ド・ノルマンディー。
ハードはコンテで、熟成が進んでいて美味い。
ピノ・ノワールの色合いが綺麗なので、グラスアートを作ってみようと思ったが、ワイングラスが厚く縦幅が短いので光が通らない。
デセールも、図らずも二人とも同じものを選ぶ。
お店が気を利かせ、私の皿には抹茶のアイスクリームを、彼女の皿にはバニラアイスクリームを添えてくれた。
彼女に「どっちを食べたい?」と聞くと、「抹茶」と言うので、皿を交換。
パンプキンのタルトは甘みが控え目でとても美味い。
飲み物も二人ともコーヒー。
結局今夜は、二人とも全く同じ料理をチョイス。
「お二人は本当に仲が良いですね」と、フランス人のスタッフ。
「好みが同じなんです」と私。
満足した気持ちで店をあとにする。
冷たい夜風が気持ち良く頬を撫でる。
上を見上げると、神楽坂仲通りのサインが出ている。
さて、神楽坂をゆっくり下って帰途に就くことにしよう。
彼女と過ごす神楽坂の夜は、素敵に更けて行きました。










