到着した空港は、バンコクのスワンナプーム国際空港。
ここに来るのは、30数回目。
600回余りの海外渡航歴の中でも、タイは訪問回数が上位となってきた。
実は彼女が、「最近疲れ気味なのでスパに行きたい」と言ったのだ。
それならばと、急いでバンコク行きの便を予約し、スクムウィット通りにあるお気に入りのスパに予約を入れたのだ。
最初彼女は、「スパに行くのにバンコクまで飛ぶの?」と少し引き気味だったが、ディナーも彼女が好きな店を予約したと告げると、行く気になってくれた。
スワンナプーム着陸が午前4時40分、空港を出てバンコク市内に向かっているが、まだ5時30分なのでようやく夜が明け始めた時間。
市内に入ると、だんだん夜が明けてきた。
今回のホテルは、ソイ15、スクムウィットの『フォーポインツ・バイ・シェラトン』。
最上階の広めの部屋を前夜から予約しておいたので、午前6時前でもスムースにチェックイン。
ウエスティン、シェラトン、ル・メリディアン等を擁するスターウッド・ホテルズのライフタイム・ゴールド・メンバーなので、ここでも待遇が良く寛いで過ごすことが出来る。
この部屋のベッドルームとバスルームの間の壁は引き戸になっていて、開放すれば一続きになる。
引き戸を全開にする。
バスルームも充分な広さ。
東京の価格が高くて狭いホテルルームに慣れていると、東南アジアのホテルは本当にお得感がある。
テーブルには、支配人からの歓迎のレターとプレゼント。
プレゼントにカップケーキをもらっても食べないので意味が無い。
以前のようにフルーツが好いが、カップケーキに変わったのはコスト削減なのだろうか。
シャワーを浴びても、まだ7時前。
6時間のフライトで、ワインを飲みながら「コング」と「美女と野獣」を観て、朝食も食べたので、1時間ほどしか寝ていない。
ベッドにもぐりこみ、昼前まで寝ることにする。
昼前に起床すると、抜けるような青空。
陽射しは強いが、湿度が低いので陰に入るとそれほど暑くなく、東京より過ごしやすい。
予約してあるレストランに車で向かう前に、少し近隣を散歩。
バンコクには結構頻繁に来ていたが、今回は留学を挟んで2年ぶり。
街では至る所で再開発が進み、昔ながらの街並みの中で高層ビル建設が進んでいる。
わずか二年で街は大きく変わりつつある。
スクムウィット通りに面した行きつけの街角のタイ料理屋と周辺のお店も取り壊され、更地になっている。
街が綺麗になるのは良いことなのだろうが、庶民の生活感が無くなり、世界中どこに行っても同じ景色の都市になってしまうのは寂しいことだ。
さて、ホテルに頼んだ車が迎えに来る頃なので、昼食に向かうことにしよう。
この続きは、また明日。