今夜は楽しくイタリアン、イル・キャンティ・ロッサ、神楽坂 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

IMG_20170516_092956.jpg

神楽坂のイタリアン、『イル・キャンティ・ロッサ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

スプマンテ、白と飲んだあとは、赤を抜栓。

ピエモンテ州のフォンタナフレッダが造る、バルバレスコ、2013年。

 

IMG_20170516_093034.jpg

フォンタナフレッダは1878年創業の、ピエモンテ州を代表する名門。

綺麗なルビー色。

チェリーやフランボワーズの香り。

しっかりとしとタンニンと酸を持つ、素晴らしいバルバレスコだ。

 

IMG_20170515_174603.jpg

パンが熱々で届く。

パンのお供は、刻んだオリーブ。

 

IMG_20170515_180017.jpg

ここのメニューで一番目を惹いた料理が届く。

ソフトシェルクラブのイタリア・ピアディーナ巻き。

半身はフリットで、半分は黒ゴマを付けて揚げられている。

 

IMG_20170516_092920.jpg

薄いクラフトの上にレタスを敷き、その上にのせたソフトシェルクラブに二種類のソース、味噌ソースとマスタードソースを付けて食べる。

「美味し~い」と彼女。

「色々な店で食べるけど、ここのソフトシェルクラブは最高だね」と私。

 

IMG_20170515_184600.jpg

パスタは、本日のお奨めから。

ハマグリと生海苔のオイル・スパゲッティ。

一人前を二人に分けて出してもらった。

ハマグリの出汁が効いたオイルがパスタに絡んで美味い。

 

IMG_20170516_093117.jpg

メイン料理も本日のお奨めから。

ラム肩ロースのロースト。

 

IMG_20170516_093142.jpg

二人に取り分けるのは私の役目。

バルバレスコとの相性も良く、素晴らしく美味い。

 

IMG_20170516_093205.jpg

もうお腹がいっぱいだと思っていたら、彼女が恐ろしいことを言いだした。

「ね、他のテーブルを見て。美味しそうなピッツァを食べてるわよ。折角だから食べてみましょうよ」

というわけで、プロシュートとルッコラのマルゲリータ・ピッツァを注文。

確かに美味しいが、明らかに食べ過ぎ。

 

IMG_20170516_100709.jpg

ガーリックの顆粒、チリ・パウダー、そしてチリソース。

どれもたっぷり振り掛けて食べると美味いが、辛さで舌が痛くなる。

 

IMG_20170515_212055.jpg

バルバレスコを飲み干してしまったので、ディジェスティフを注文。

彼女のは、シチリアのレモンを使ったテキーラのカクテル。

 

IMG_20170515_212122.jpg

私のは、ピエモンテ州のグラッパ・デ・バルベーラ。

いっぱいになったお腹を抱え、店をあとにする。
腹ごなしに少し歩くことにする。

まずは、次に訪問したい店に行き、予約を入れる。

 

IMG_20170516_093234.jpg

次に向かったのは、赤城神社。

夜の赤城神社は薄暗く、人気もない。

思わず彼女の肩を抱きたくなる。

 

IMG_20170516_210328.jpg

同じ場所を夕方に見ると、こんな感じ。

このずっと奥に本殿がある。

 

IMG_20170516_093256.jpg

本殿には灯りが点り、神聖な雰囲気。

正安2年(1300年)に群馬県の赤城神社の御分霊をお祀りしたのが始まり。

お祀りする神様は、磐筒雄命(いわつつおのみこと)と、赤城姫命(あかぎひめのみこと)。

本殿の手前右側には、お洒落な『AKAGI CAFE』がある。

 

IMG_20170516_093403.jpg

赤城神社を出ると神楽坂(早稲田通り)に戻り、飯田橋方向に下る。

毘沙門天は今夜も明るく輝いている。

神楽坂の夜は楽しい。

彼女と過ごす神楽坂の夜は、素敵に更けていきました。