銀座の『ジ・アポロ』で開催された、ウィラ・ウィラ&アシュトン・ヒルズ、ワイナリー・オーナーズ・ディナーに彼女と共に出席。
オーストラリアのワイナリーのディナーなので、お店もシドニー発のギリシャ料理の名店、『ジ・アポロ』。
場所は、今年3月にオープンした東急プラザの11階。
開宴までまだ時間があったので、1階上の屋上に行ってみる。
緑が美しい空間。
銀座には高さ制限があるので、高層ビルが無い。
外堀通りの反対側にある東急プラザから銀座側を見ると、見下ろす眺望となる。
外堀通りの同じ側にある有楽町側を見ると、ビルに遮られて遠方を見渡すことはできない。
まだ開宴には間があるが、ワイン会の会場に入る。
『ジ・アポロ』の店内は無機質で現代的なインテリア。
シドニー本店を手掛けたデザイナーが来日し、東京にシドニーの店を再現させたのだそうだ。
今夜は主催者のサリーの友人を中心に、30人が出席。
カウンターにもテーブルにも所狭しとディナーのセッティングがされている。
右が友人のサリー、左がウィラ・ウィラ・ヴィンヤーズのアンドリュー・ケイ社長。
アンドリューが飲みながら話そうよと、リースリングを抜栓。
19時開演だが、欧米人は時間前に来ることはまずない。
話しが弾み、会が始まる前に結構飲んでしまった。
彼女も到着し、メンバーも三々五々来店。
メンバーが揃ったのはようやく19時半。
知り合いのアメリカ人や顔見知りの人たちも今夜は勢ぞろい。
最初のワインは、アシュトン・ヒルズ、エステート・リースリング、2015年。
アシュトン・ヒルズ・ヴィンヤードは1982年にステファン・ゲオルグによって、冷涼な気候で知られるアデレード・ヒルズに創設された。
畑は標高570mの高地にあり、ピノ・ノワールの造り手として有名。
アンドリューによると、日中の暖かい気候が豊かな果実味を生み、夜の冷涼な気候が酸を育むとのこと。
甘いフルーツ香を持ちながら、キリリと締まった辛口。
この2015年ヴィンテージの生産量は、わずか2196本。
日本にはまだ輸入されていないワイナリーの、希少なワインである。
リースリングのお供は、オリーブ。
彼女はオリーブでワインを飲むのが好きだ。
「オーストラリアのオリーブも美味しいわね」と彼女は上機嫌。
二種類目のワインは、ウィラ・ウィラ、ザ・トウェルフス・マン、アデレード・ヒルズ、シャルドネ、2015年。
ウィラ・ウィラ・ヴィンヤードは、1894年に南オーストラリアのマクラーレン・ヴェイルに設立されたワイナリー。
一度荒廃したワイナリーを1969年にグレッグ&ロジャー・トロットが再興し、2013年からはビオディナミ栽培に移行。
南オーストラリアを代表する高品質ワインの生産者となっている。
ザ・トウェルフス・マンの名前の由来は聞き忘れた。
熟成感の強い、素晴らしいシャルドネ。
ウィラ・ウィラという変わった名前は、アポリジニの言葉で”ゴムの木に囲まれた”という意味だそうだ。
銀座の『ジ・アポロ』で彼女と過ごす楽しいワイン会の続きは、また明日。