今夜はジャケ買いしたワイン、マーレ・マンニュム、マンモス、ジンファンデル、2014年を抜栓。
最初このエチケットを見た時は、カリフォルニアのワインだと思った。
ところがエチケットを良く見ると、プーリア、I.G.P.(旧I.G.T.)と書いてあるではないか。
その下には小さな文字で、プロダクト・オブ・イタリー。
プーリア産であれば、ジンファンデルではなくプリミティーヴォと記載するべきではないのか。
この二品種は元をたどればクロアチアの地ぶどうを先祖とし、同じDNAを持っている。
カリフォルニアで種として固定され登録されたのがジンファンデルで、プーリアで登録されたのがプリミティーヴォであり、DNA検査をされる以前は別品種と考えられていた。
裏のラベルを見ると、”マンモス・ジンファンデルは、イタリア南部のプーリア地方で造られたリッチでフルーティな赤ワインです。パスタや、グリルしたステーキやバーベキューに良く合います”と英語で書かれている。
そうか、米国輸出用のワインなので、米国の消費者に馴染みのあるジンファンデルの名前を使ったということか、と納得する。
調べてみると、製造者のマーレ・マンニュムは世界10か国でワインを生産する国際企業だった。
色合いは非常に濃い。
強い果実味を持ち、プラム、ココア、チョコレート、バニラのニュアンス。
タンニンも重厚。
アルコール度数は14.5%あるが、アルコール・アタックはほとんど感じない。
オークの新しいバリック(小樽)で8ヶ月熟成されているそうだ。
価格帯を考えると、驚くべき高品質だと思う。
ちょっと不思議なエチケットの良質の赤ワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。