
今夜は以前ジャケ買いしたワインを抜栓。
エル・カブロン・ディグノ、レゼルヴァ、2008年。
スペインのヴァルデペーニャスのワインである。
造り手は、ちょっと不可解。
ネットで調べると、造り手は1904年設立の家族経営のワイナリー、ボデガス・ラスゴンとなっている。
ところがエチケットには、アルティーガ・フステルというワイナリーの名前と、アルティーガのワイン・メーカー、パメラ・ゲッデスのサインが入っている。

アルティーガは2002年設立の新しいワイナリーだが、H.P.を調べると、90年代のワインも多く取扱っている。
事実はわからないが、ラスゴンのワインをアルティーガがネゴシアンとして販売しているということかもしれない。
話しはエチケットに戻るが、黄色いジャケットを着て鼻眼鏡をかけ、杖をついた山羊のデザインはとても目立つ。

このエチケットで、テンプラニーリョ100%のレゼルヴァとなれば誰しも買ってみたいと思うはず。
更に、エチケットには三つの金賞受賞メダルが付いている。
第18回ベルリン・ワイン・トロフィー2014年、第2回アジア・ワイン・トロフィー(韓国)2014年、第15回グロッサー・インターナショナル・ワインプライズ・ムンダス・ヴィニ(ドイツ)2014年で金賞を受賞しているのだ。

ボトルには、D.O.ヴァルデペーニャスであることを示すシールが貼られている。
カスティーリャ=ラ・マンチャ州にあるワイン産地で、リオハに似た高品質のテンプラニーリョを生産している。

色は濃い赤紫。
プラムやカシス等の熟した黒い果実の香り。
ヴァニラや、チョコレートのニュアンスを持ち、酸とタンニンもしっかりと付いている。
これはコスパ抜群のテンプラニーリョだ。
フレンチとアメリカン・オークの樽で12ヶ月熟成させた後、瓶内熟成5年を経てリリースされているそうだ。
スペインの美味いコスパ・ワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。