フレデリック・マニャンのブルゴーニュ・シャルドネ、2011年。
フレデリック・マニャンのワインに初めて出会ったのは、もう随分以前のこと。
彼が父のドメーヌ・ミッシェル・マニャンを5代目として引継ぎ、更に自らの名を冠したネゴシアン部門を立ち上げ、苦労の末に辿り着いた素晴らしいシャンベルタン・クロ・ド・ベーズを飲んだのだ。
強く複雑なニュアンスを持つ彼のワインは、それ以来お気に入りとなった。
そんな彼に直接会い、昼食を共にする機会を持てたのは、4年ほど前のこと。
想像通りの、いや想像をも上回るお洒落で洗練され、ウイットに富んだ素晴らしい人物で、彼女も私も一層フレデリックのファンになってしまった。

フレデリックは、カリフォルニアやオーストラリアでも修行を積んだだけに英語に堪能で、フランス語が出来ない私でも素敵な会話を楽しむことができた。
フレデリックのワイン造りに関しては、その栽培法や使用する特別なバリック等、多くが語られているのでここでは触れないことにする。
エチケットの右下には、控え目にフレデリックのサインが入っている。
エチケットは表の一枚だけで、その左端にワインの情報が書かれている。
上半分にはフランス語で、フランス、モレ・サン・ドニのフレデリック・マニャン元詰めと書かれている。
ところが下半分には英語でフランス産ホワイト・バーガンディ(ブルゴーニュのこと)・ワインと書かれている。
このボトルは、輸出を前提としたもののようだ。
ACブルゴーニュのシャルドネだが、このクラスでも手を抜かないフレデリックのワイン造りを味わうことが出来る。
グラスに霜が付いたのでわかりにくいが、淡い黄金色。
パイナップルやグレープフルーツの生き生きとした香り。
口に含むとトーストしたナッツのニュアンス。
樽も感じ、余韻は長い。
豊かな果実味を持ちながら、しっかりとしたストラクチャーの素晴らしいシャルドネである。
セラーには常にフレデリックのワインは数本を入れておくようにしている。
さて、次は彼のどのボトルを飲むことにしようか。
大好きなフレデリック・マニャンを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。

