今夜のお家ワイン、ナカイ、ソーヴィニヨン・ブラン、カリフォルニア | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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今夜は良く冷えた白を飲むことにする。


カリフォルニアで中井章恵(ナカイ ヨシアキ)さんが造る、ナカイ、ロシアン・リヴァー・ヴァレー、ソーヴィニヨン・ブラン、2012年。


中井さんとは、彼が毎年秋に訪日する際には、必ず彼のワイン・メーカーズ・ディナーでお会いしている。


初めて彼のワインに出会ったのは、もう10年以上前の『ヴェロニカ』(閉店)でのこと。


私が彼のワインを飲んだ前日に『ヴェロニカ』に来られていたと、マネジャーの青柳さんやシェフの加藤さんから伺った。


そして彼に初めて出会ったのはその翌年、加藤高明シェフが独立して開いた虎の門のお店『エレメント』(閉店)でのこと。


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このボトルのエチケットには、”Akiyoshi Nakai”のサインが入っている。


昨年秋に中井さんと赤坂の『あじる亭カリフォルニア』で食事をご一緒した時に、サインをしてもらったボトルである。




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以前はボトルに大きくサインを書かれていたが、それでは飲んでボトルを廃棄してしまうと折角のサインが無くなってしまう。


そこで中井さんにお願いし、エチケット内にサインを納めてもらったのだ。


この写真は、中井さんがまさにこのボトルにサインをしているところ。


エチケット内にサインを入れるべく、何時もより緊張されているように見える。


この時は他にもメルローとピノ・ノワールにサインを入れてもらった。


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アメリカではソーヴィニヨン・ブランよりシャルドネが好まれている。


ソーヴィニヨン・ブランは酸が身上だが、アメリカ人は酸が苦手なのだ。


中井さんはこのソーヴィニヨン・ブランを日本向けに、ちゃんと酸を残して造っている。


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コルクにもナカイの名前と産地ロシアン・リヴァー・ヴァレーの名前が刻印されている。


そして中井さんの家紋の刻印もある。


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ルクにも神経を使っているのが嬉しい。


そしてカリフォルニアのワインに良くあるH.P.のアドレスが書かれていないのも好ましい。


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ちょと干し草色がかった淡い黄色。


柑橘系フルーツの香りを持ちながら、口に含むとすっきりとした酸を持つ辛口。


夏の夜に飲むに相応しい、素晴らしいソーヴィニヨン・ブランである。


今年も秋に中井さんにお会いするのが待ち遠しい。


今夜も楽しいお家ワインでした。