ベロ・オリゾンテの地元で人気のお店、『メルセアリア130』で友人たちと過ごす楽しい夜の続き。
突然の雨のため、歩道のテーブルから店内に避難。
結局最初に居た狭いテーブルに戻る。
すると、隣のテーブルに居た二人連れがさらに隣の空いたテーブルに移り、「このテーブルをそっちにくっつけて使えば良いよ」、と親切に言ってくれる。
お蔭でようやく落ち着いて食事をすることができる。
ここでは珍しいビールを飲むことができるのだそうだ。
カピトン・センラと言う名のビール。
エチケットにはオートバイの絵が描かれている。
ビールの写真を撮っていると、若いフィリップがGoodサインを送ってくれる。
でも、この地方の料理であることは間違いない。
照明器具を良く見ると、何と電球の傘は鍋。
照明器具の根元にも、鍋が幾つか取り付けられている。
面白いし、見ていて綺麗なデザインだ。
鍋の底に多くの穴が開けられ、そこから柔らかい光が漏れている。
これは素敵だ。
なんだかディズニーの世界に潜り込んだようで、今にも美女と野獣のキャラクターが現れそうな気がする。
ポテト、豆と一緒に出されたのは、ソーセージ。
美味いが、やはり塩分が強い。
他のテーブルで珍しいビールを飲んでいるのを見付けた、
店の人に、同じビールを飲みたいと言う。
直ぐに出された。
トレス・ロボス、名前とサボテンの絵から考えると、メキシコのビールなのだろうか。
裏にボトルを回すと、シールも貼られている。
エチケットの一番下には、メキシコの製品と書かれていた。
やはりメキシコの製品だった。
日本では見たことが無いが、輸入されていないのだろうか。
トレス・ロボスの名前の下に、アメリカン・ピルゼンと書かれている。
濃いダークビアかと思ったが、ピルスナーだったようだ。
エチケットのもうひとつの絵は、左側にあった。
ボトルを90度回してみる。
三匹のカウボーイ・スタイルのオオカミが、ビールを飲んでいるのだ。
そして絵の右上には、三本の爪痕。
これはなかなかインパクトのあるエチケットだ。
でも、このエチケット、製作に随分お金がかかっているのではないかと、他人事ながら心配になる。
良く見ると、チリ・ビア・カップ、2013年、金賞と書かれている。
ビールのコンテストで、金賞を受賞したということだ。
これは美味いピルスナー・ビアに違いない。
グラスに移さず、ボトルのまま飲む。
キレがあり、とても美味い。
長居したようだ。
店をあとにし、ホテルに戻ることにしよう。
ベロ・オリゾンテの『メルセアリア130』で友人たちと過ごす、楽しい夜でした。