今夜は何を飲もうかと、セラーを覗き込む。
そうだ、以前買ったルチェンテがあった。
ヴィンテージを考えると、もう飲んでおいた方が良さそうだ。
イタリアの赤はボディが強い銘柄でも、寿命はそれほど長くない。
酸が少ないせいかもしれないが、8年~10年を過ぎると急速に落ちてしまうものが多い。
ルチェンテもルーチェのセカンドという事を考えると、もう9年近く経っているヴィンテージなので、飲んでおいた方が安全だ。
造り手はルーチェ・デッラ・ヴィーテ。
1995年にイタリアを代表する名門フレスコバルディのマルケージと、カリフォルニアの帝王、ロバート・モンダヴィのジョイントで創立されたワイナリー。
イタリアのサンジョヴェーゼと国際品種のメルローから”スーパータスカン”のルーチェを生み出している。
ルーチェはメルロー55%、サンジョヴェーゼ45%で、バリック(小樽)で24か月熟成されている。
一方セカンドのルチェンテは、メルロー75%、サンジョヴェーゼ25%で、樽熟成期間は半分の12か月。
グラスに注ぐと不透明な暗赤色。
本当に濃い。
ぶどうの強い凝縮感を持ち、熟成の進んだ円やかなタンニンが心地よい。
セカンドとは言え、並みの銘醸ワインを凌ぐ素晴らしい出来をしている。
実は私の彼女は、ルーチェよりもルチェンテの方が好きなのだ。
ルカ・ダットーマのワインに関しても、ぶどうは違うとはいえ、フラッグシップのスイサッシよりもそのサードとも言えるアルトロヴィーノの方が好きだと言っている。
コルクも状態がとても良い。
今夜も楽しく美味しい、お家ワインでした。

