赤坂の『あじる亭カリフォルニア』で開催された、ナカイ・ヴィンヤードのワイン会の続き。
四本目のワインは、ナカイ・ヴィンヤード、メルロー、ロシアン・リヴァー・ヴァレー、2008年。
今までのヴィンテージは2006年だった。
私のセラーにもまだ2006年のメルローが二本入っている。
6本購入した2006年の残りだ。
充分に熟成が進み美味しくなっているので飲んでしまい、2008年に入れ替えることにしよう。
2008年は酸がしっかりとしたぶどうが収穫されたそうだ。
アメリカン・オークとフレンチ・オークを半分ずつ用い、12か月間熟成させて瓶詰。
洗練されたメルローに仕上がっている。
このワインもセラーで寝かせて熟成を楽しむことができそうだ。
酸がしっかりとあるので、長期熟成に耐えるかもしれない。
メインは、松阪豚の肩ロース、塊でローストして味噌と粒マスタードの軽いクリーム仕立て。
この味噌の使い方が絶妙で美味い。
今夜のメニューに載っていないワインが再び出される。
ナカイ・ヴィンヤード、ロシアン・リヴァー・ヴァレー、メルロー、2005年。
2006年は何本も飲んでいるが、2005年を飲むのは初めて。
10年近い熟成期間を経て、まだまだ若い。
良質のぶどうを使用しているので、10年の年月を経て今もなお進化し続けているのだろう。
今夜はシャルドネと言い、このメルローと言い、代理店所蔵のバック・ヴィンテージを味わうことができて幸せ。
フレンチだと当たり前のヴィンテージなのだが、カリフォルニアのワインでバック・ヴィンテージを味わうことは至難の業なのだ。
中井さんにお願いし、購入したナカイ・ワインにサインを入れてもらう。
以前はボトルに大きくサインをしてもらっていたが、サイン入りのボトルは捨てがたく、空き瓶がいっぱい溜まってしまった。
そこで今回は、エチケット上にサインを入れてもらうことにした。
そうすれば、エチケットだけを採集すれば中井さんのサインを保存することができるのだ。
中井さんは、1本1本に丁寧にサインを入れてくれる。
ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワール、メルロー。
ピノ・ノワールのエチケットが大きくなっているのが良くわかる。
どれももう少しセラーで寝かせてから飲むことにしよう。
彼女と過ごす、中井章恵さんの楽しいワイン会でした。