小倉での夜のこと。
河豚料理を味わった後は、馴染みのバー、『UEDA』に顔を出す。
ここには2~3本レアなシングルモルトをキープしていたが、ここのところ続けて飲んだので、残りはこのタリスカー、30年だけとなってしまった。
タリスカーは、スコットランド西方海上に浮かぶスカイ島にただひとつある蒸留所。
アイランズ・モルト特有の強いヨード香を持つ素晴らしいシングル・モルトである。
まずはストレートで強さを味わい、続けてツワイスアップで香りを楽しむ。
アルコール度数が50数%もあるので、ストレートでも、オン・ザ・ロックスでも、そしてツワイスアップで飲んでも美味いのだ。
でも、写真を撮り忘れ。
タリスカーの後は、ベルヴェデール。
ポーランド製の最高のプレミアム・ウォッカで、ベルヴェデールとは美しいという意味を持ち、またベルヴェデール宮殿の名前でもあるのだ。
ボトルの内側に宮殿が描かれており、表面の霜を取り除くとボトル越しに宮殿が浮かび上がってくる。
ウォッカ・マティーニをオン・ザ・ロックスでゆっくりと味わう。
ダウゴウスキー・ゴールド・ライ麦だけで造られたベルヴェデールは、味わいが深く本当に美味い。
もう随分長いお付き合いになる。
何時まで経っても年齢を感じさせず、きりりとしているのは、是非見習いたい。
河豚料理をたらふく食べたのに、せっかく小倉まで来たのだからと、豚骨ラーメンの香りにつられ、ふらふらと暖簾をくぐる。
自分の言葉に驚くが、既に放たれた言の葉は戻ってこない。
結局、美味しく完食。
河豚とスピリッツと豚骨ラーメンの、美味しく飽食の小倉夜でした。





