焼鳥が届き始める。
ハツやスナズリも美味いが、北九州の焼鳥屋に来たのなら食べなければならないのは、東京では食べることが出来ない豚バラ。
二本目のワインは、フランス、ローヌの赤。
E.ギガルの、コート・デュ・ローヌ、2010年。
E.ギガルについてはあまりに有名なので、詳しく記す必要もないであろう。
創業は1946年と比較的新しいが、今ではローヌを代表する造り手であり、高品質のワインでローヌを牽引している。
少し痩せたブルゴーニュ・グラスだと思えば気にならない。
しっかりとした果実味、熟成感をもつ素晴らしいボディ。
AOCローヌと言えども品質に妥協を許さない、E.ギガルらしいワインと言える。
セパージュは、シラー50%、グルナッシュ40%、ムールヴェードル10%。
赤ワインにとても良く合って美味い。
E.ギガルのワインが強いので、醤油だれにも負けないのだ。
柚子胡椒が付けられているのが、北九州らしくて嬉しい。
でも良く見ると、ポテトサラダ。
ポテトサラダが何故こんな格好で皿に載っているのか、不思議。
九州では鯖を生で食べることができるのが嬉しい。
東京では鯖は火を通すか、酢で絞めるかしないと食べることができないのだ。
新鮮で身が締まり、コリコリとして美味い。
小倉の『山久』で友人たちと過ごす、楽しい夜の続きはまた明日。