酷い時は、10分の距離に1時間以上もかかってしまう。
特に警察官が信号に手動介入すると、10分間も信号が変わらないこともあるのだ。
噂によると、その間トイレで用を足しているそうだ。
そこで、バンコクではBTS,スカイトレインを利用するのが便利。
短間隔で綺麗な車両が滑るようにホームに走り込んでくる。
窓は全て広告の絵で覆われており、中は見えない。
でも中からは、明るい外の景色を見ることが出来るのだ。
マーブンクロン・センターもその一つで、小さな個人商店が所狭しと並んでいる。
ソウルで言えば、東大門市場の何でも有り版と言ったところ。
しばらく店を見て回ったが、あまりに大きく、あまりに雑然としているので、彼女は疲れてしまった。
そこでもっと高級なショッピング・センターに行くことにする。
サヤーム・センターを通り抜け、サヤーム・パラゴンに移動する。
ここは売り場面積50万㎡の巨大ショッピング・モール。
中には、世界の名だたるブランド店が並ぶ。
ゲイソーンやエンポリアムと並び、タイのお金持ち御用達の店の一つである。
正面エントランスを入ると、涼しげに水が流れ落ちる華やかなモニュメントが迎えてくれる。
私もタイのお上りさんと一緒に、記念撮影。
彼女はあきれて先にブランドショップを見に行ってしまった。
パラゴンでの目的は、4階にあるタイ・オリジナル製品のフロアー。
クラシックなものから、タイ・コンテンポラリーなデザインまで、素敵な製品が並ぶ。
金銀製品も豊富で、彼女は斬新なデザインのアクセサリー類に釘づけ。
見渡す限りの広いフロアーにクラフト製品が展示されているので、いくら時間があっても足りない。
イタリアやスペインを思いだしてしまうほどの綺麗なジェラートが楽しい。
私が選んだのは、チーズケーキのジェラートとカシスのジェラート。
甘いものと酸味が効いたものの組み合わせ。
う~ん、美味い。
彼女が選んだのは、ダブル・ティラミスのジェラートとブルーベリーのジェラート。
これも美味しそう。
「少しちょうだい」と言ったところ、「だめ」とのつれない返事。
かなり疲れたけど、バンコクでの楽しいショッピングの半日でした。