早朝にバンコクに着き、『ウエスティン・グランデ・スクムヴィット』にチェックインし、午前中に仮眠を取ったあとは、ランチ。
ホテルの近く、タイムズスクエア・ビルのすぐ隣に、行きつけのタイ料理の店がある。
ここに行き始めた頃は屋根も古く、ブルーシートで補修しているような造りだったが、年々綺麗になっている。
店は欧米人に人気で、何時行っても欧米人中心に満席で、通りには席が空くのを待つ人が並ぶ。
厨房はテーブルのすぐ横。
二つの火口で全ての料理を賄い、汁麺だけは左手の湯が沸いた深鍋で調理される。
エアコンも無いオープンな店なので、ビールを飲むときには氷は必須。
グラスにたっぷり氷を入れ、シンハ・ビールを注ぐ。
文字はシンハだが、注文する時はシンと発音する。
やっと空いたテーブルが歩道上にあるので、テーブルのすぐ脇を歩行者が行き来する。
引いてしまうかと心配していたが、結構楽しんでくれてほっとする。
彼女の飲物は、マンゴー・スムージー。
一口飲ませてもらったが、マンゴーの旨味がぎゅっと凝縮されていて美味い。
チリがたっぷり入っているので、口の中が火事になってしまうほど辛い。
「タイに来たって実感できる」とは彼女の言葉。
彼女はタイの春巻が好きなのだ。
スイートチリが付いてきたが、彼女は自分の好きなソースをニョクマム中心に作って食べている。
屋台でも高級店でも、これが無いとタイ料理のお店とは言えないのだ。
タイの焼そばはとても甘い。
こちらの人は、これに砂糖を振り掛けて食べる。
だから薬味4点セットには必ず砂糖が含まれている。
濃厚なスープのスープ麺。
これもタイに来たことを実感するメニューである。
ホテルの入っているビルの下層階はデパートで、地下にはスーパーが入っているので便利。
隣のテルミナ21の地下にも高級スーパーが入っているのでタイの物産購入には便利。
香り、いや臭いに誘われて見に来ると、やはりドリアン。
彼女が食べたことが無いというので買おうとすると、ホテルの部屋が臭くなるので駄目だと言う。
でも、価格は日本と大差なく、外の物価水準に較べるととても高い。
新鮮で清潔という事は、コストが掛かるという事だ。
「まだ着いたばかりだよ」と言うと、「先にお土産を済ませておくと、後は気兼ねなく楽しめるから」とのこと。
買い物が終わると、行きつけの店『フレンズ・マッサージ』で身体を癒すことにする。
タイ古式マッサージを二時間と、フット・マッサージを一時間、至福の時間。
これでチップを加えても、一人約2,500円。
ツボを記したものなのか。
でもワニと虎は何を意味しているのだろう。
バンコクでの一日目は癒しの旅でした。