虎の門ヒルズにある『アバーヴ・グリル&バー』。
時間があるので、新橋駅から散歩しながら向かうことにする。
新虎通りに出ると、正面に虎の門ヒルズが見える。
周りに高いビルが無いので、孤高の高さを誇っている。
でも、六本木ヒルズやミッドナイトスクエア等に較べると、単独のビルなので少し寂しい感じは否めない。
そしてその先には、東京タワー。
今まであまり気にしなかった東京タワーだが、東京スカイツリーが出来てからは、東京タワーにノスタルジックな魅力が湧いたような気がする。
先日も東京タワーに隣接する東京タワー・メディアセンターで開催されたパーティに参加したばかりなので、一層そう感じるのかもしれない。
虎の門ヒルズは、中二階から二階にかけて、ビルの外周に自然の小川を囲むように植栽が施されている。
暗くてよくわからないが、都会のオアシスと言える空間である。
新橋側から中二階に入ると、目の前に今夜の目的のお店、『アバーヴ・グリル&バー』がある。
店自身、中二階から二階にかけて造られており、店の中の階段を中二階から二階に上ると、メインダイニングに出るようになっている。
この奥の階段が、二階のメインダイニングに続いている。
ビルの中を少し探訪し、店の前に戻ると、まだ待ち合わせ時間前なのに、彼女がもう店の前に立っていた。
急いで彼女のそばに駆け寄り、メインダイニングの彼女が予約しておいた一番奥の席に向かう。
席に着くと、直ぐにシャンパーニュが抜栓される。
彼女が店に予め頼んでおいたシャンパーニュは、ヴーヴ・クリコ、ポンサルダン・イエロー・ラベル、ブリュット。
クリコ未亡人が生み出した素晴らしい辛口シャンパーニュ。
今ではルイ・ヴィトン・モエ・シャンドン・ヘネシーの傘下に入っているが、その輝きは変わることは無い。
料理はお店にお任せでたのんでいるとのこと。
さて、どんな料理が出てくるのか楽しみだ。
このお店は、和と洋を組み合わせた独創的な料理を提供してくれる。
テーブル・ウエアーにも和のテイストがふんだんに取り入れられ、箸で食べることもできるのだ。
彼女と過ごす、虎の門ヒルズの『アバーヴ・グリル&バー』での楽しい夜の続きは、また明日。