急に羽田から飛ぶことになった。
国内線第二ターミナルに駆けつけ、搭乗までの短い時間にANAスイートラウンジでお腹に少し食べ物を入れる。
昼ご飯を食べる時間が無かったのだ。
そして目的地に着くのはだいぶ夜遅く、誰かを誘って食べにいく訳にはいかない。
まずは、白ワインで乾いた喉を癒す。
今の白は、オーストラリア、ヴィクトリア州のヤラ・ヴァレーのヤラ・リッジ、アイ・スパイ・シャルドネ、2013年。
うん、これで行き倒れにはならないだろう。
時計を見ながら、まだ1杯は飲めると思い、急ぎ赤ワインをグラスに注ぐ。
フランス、ラングドック地方のドメーヌ・ド・サン・ドミニックが造る、エロー・カベルネ・ソーヴィニヨン・ド・ラ・シャペル、2011年。
このドメーヌは、ボルドーのシャトー・シサックの生産者が2000年に畑を購入して始めたもの。
とても濃厚な深紅の色合い。
プラムや黒い果実の味わいを持ち、タンニンもしっかりと付いている。
時計を見ながら、ヨモギパンとスープを頬張る。
よし、搭乗の準備は出来た。
駆け足の旅の始まりです。